魚が傷み始めるまでの時間は、
気温(外気温)・魚の温度・処理の有無(血抜き・内臓処理)・魚種で大きく変わります。
ただし釣り人向けの現場基準として、かなり現実的な「目安時間」があります。
分かりやすく説明します。
魚が傷み始めるまでの時間(現場目安)
■ 夏(30℃前後)
約30分〜1時間で劣化開始
・体温が急上昇
・内臓の酵素が暴走
・細菌増殖が爆発的
・血が腐り始める
👉 釣って放置=ほぼアウトレベル。
30分放置で味が変わることも普通。
■ 暑い日(25℃前後)
約1〜2時間
・刺身品質はすぐ落ちる
・青物・サバは特に早い
・ボラ・チヌは臭い出やすい
👉 1時間以内に冷却が理想。
■ 春秋(15〜20℃)
約3〜5時間
・まだ安全圏だが油断禁物
・血が残ると急速劣化
・大型魚ほど内部が熱い
👉 半日放置は確実に味落ち。
■ 冬(10℃以下)
約6〜12時間
・細菌増殖が遅い
・自然クーラー状態
・だが酵素分解は進む
👉 冬でも鮮度は落ちる。
「腐らない」と「美味い」は別。
最重要ポイント(釣り人が知らない真実)
魚は死んだ瞬間から腐る準備が始まる
理由は3つ。
① 内臓の消化酵素が自己分解開始
② 血液中の細菌増殖
③ 体温が高いほど分解が加速
つまり
時間より温度が100倍重要です。
温度別の劣化スピード(超重要)
■ 魚の温度
・20℃ → 腐敗爆速
・10℃ → 劣化進行
・5℃ → かなり抑制
・0〜2℃ → 最適保存(釣太郎推奨ライン)
👉 0〜2℃管理で劣化速度は約1/10になります。
魚種による劣化の早さランキング
劣化が速い(すぐ処理)
・サバ
・アジ
・イワシ
・青物
・イカ
比較的持つ
・チヌ
・グレ
・タイ
・根魚
ただし冷やさないと全部傷みます。
鮮度が落ち始めたサイン
・目が白くなる
・エラが茶色
・腹が柔らかい
・体が温かい
・匂いが出る
・身が水っぽい
この時点で「最高の味」は終了。
プロ漁師の常識
船上で即やること。
・活締め
・血抜き
・海水氷へ直行
理由
→ 30分で品質差が出るから。

