せっかく釣り上げたアオリイカ。
冷凍して後で楽しもうと思っても、いざ食べるときに「味が落ちたな」と感じたことはありませんか?
実は、冷凍アオリイカの鮮度を奪う大きな原因は、たった2つの「天敵」に集約されます。
それは**「真水」と「空気」**です。
これさえ徹底的に排除すれば、解凍後も釣った直後のような甘みと食感を再現できるんです。
なぜ「真水」がアオリイカを台無しにするのか?
海の生き物であるアオリイカにとって、水道水などの真水は天敵です。
真水に触れると浸透圧の関係で身がふやけ、イカ本来の旨味がどんどん逃げ出してしまいます。
また、真水がついたまま冷凍すると、解凍時に細胞が壊れやすく、ドリップ(旨味成分の流出)の原因にもなります。
下処理で汚れを落とす際も、できるだけ真水を使わず、海水や濃いめの塩水を使うのが鉄則です。
もし水道水を使った場合は、これでもかというくらい丁寧に、キッチンペーパーで水分を拭き取ってください。
「空気」は酸化と乾燥を招く劣化の元凶
次に気をつけたいのが空気です。
冷凍庫の中で身が空気に触れていると、「酸化」が進んで色が変わり、風味がガタ落ちします。
さらに、冷凍庫特有の乾燥によって「冷凍焼け」が起こり、身がパサパサになってしまうのです。
ジップロックに入れる際は、ストローを使って中の空気を吸い出すか、水に沈めて水圧で空気を抜くなど、徹底的に真空状態に近づけるのがコツです。
空気を遮断するだけで、保存期間も美味しさも驚くほど変わります。
美味しさを封じ込める冷凍の正解ステップ
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汚れを落とす:墨やゴミを海水(または塩水)で洗い流す。
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水分を完璧に拭く:真水はもちろん、水分を一切残さないのが基本。
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ラップでぴっちり包む:1回分ずつ小分けにし、空気が入らないよう密着させる。
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ジップロックで真空に:さらに袋に入れ、空気を完全に抜いて密閉する。
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急速冷凍:アルミトレイなどに載せ、できるだけ早く凍らせる。
釣太郎では、釣った魚を最高の状態で持ち帰るためのコツや、鮮度を保つ「海水氷」の活用法も発信しています。
アオリイカの甘みを最大限に引き出す冷凍術、ぜひ次回の釣行から試してみてください。

