カツオは獲物を丸呑みするため、噛むための歯を持たず、代わりに鋭い咽頭歯で処理する構造をしています。
春ガツオの魅力と“歯がない”秘密
■ 春ガツオとは?
- 旬の時期:3月〜5月(初ガツオ)
- 特徴:脂が少なく、さっぱりとした赤身。刺身・タタキに最適
- 産地:南紀・土佐・伊豆など太平洋沿岸
春ガツオは“戻りガツオ”と違い、脂が少ない分、鮮度と旨味が際立つ。
釣り人にも食通にも人気の魚だ。
■ 実は「歯がない魚」だった!
カツオは見た目こそ精悍だが、口の中には目立った歯がない。
これは、カツオが獲物を丸呑みするスタイルの捕食者だから。
| 部位 | 構造 | 役割 |
|---|---|---|
| 口 | 歯がほぼない | 獲物を丸呑みする |
| 咽頭部 | 咽頭歯(のどの奥の歯) | 獲物を砕く・押し潰す |
| 胃 | 高速消化 | 噛まずに処理するため |
つまり、カツオは“噛まない魚”。 その代わり、スピードと吸引力で小魚を飲み込むという戦略を取っている。
■ 「歯ガツオ」との違い
よく似た魚に「ハガツオ(歯鰹)」がいるが、こちらは鋭い歯を持つ別種。
| 比較項目 | カツオ | ハガツオ |
|---|---|---|
| 歯 | ほぼない | サワラのような鋭い歯 |
| 食性 | 丸呑み型 | 噛み砕き型 |
| 味 | 赤身でさっぱり | 白身寄りで甘みあり |
| 釣り方 | ナブラ撃ち・ジギング | ショア・オフショア両対応 |
■ まとめ:春ガツオは“歯がない”からこそ旨い?
歯がない=噛まない=筋肉質で高速回遊=赤身が引き締まる。
この構造が、春ガツオのさっぱりした旨味と食感につながっている。

