スーパーの冷凍魚・総菜にある「白身魚」とは何者?

スーパーの冷凍フライ
・白身魚フライ
・白身魚の南蛮漬け
・白身魚のムニエル

こうした商品で
魚名が書かれず「白身魚」とだけ表示されていることがあります。

これは決して怪しい表示ではなく、
食品表示ルール上、合法かつ業界では一般的です。


「白身魚」と表示される主な魚種

実際に使われている魚は、ほぼこの中です。

冷凍・加工品で最も多い白身魚

・スケトウダラ
・ホキ(ブルーグレナディア)
・パンガシウス(バサ)
・メルルーサ
・ナイルパーチ
・ティラピア

日本近海の魚ではありません。
ほぼ輸入原料です。


なぜ魚名を書かず「白身魚」と表示するのか?

理由は大きく3つあります。


① 原料がロットごとに変わるため

冷凍加工品は

・Aロット=ホキ
・Bロット=メルルーサ
・Cロット=スケトウダラ

というように
仕入れ状況で魚種が入れ替わることがあります。

そのたびにパッケージを作り直すと
コストが跳ね上がります。


② 味・食感が似ており用途が同じ

白身魚フライに求められるのは

・クセがない
・柔らかい
・油を吸いすぎない

この条件を満たせば
魚種名は消費者体験に影響しにくいため
「白身魚」でまとめられます。


③ 表示ルール上、問題がない

日本の食品表示法では

・特定原材料
・アレルゲン
・原産国

が正しく表示されていれば

一般名称(白身魚)表示は合法です。


「白身魚=安い魚」ではない

ここは重要です。

白身魚と表示される魚は

・脂が少ない
・身が均一
・大量加工向き

という特徴があるだけで
必ずしも質が悪いわけではありません。

実際

・学校給食
・病院食
・業務用レストラン

では
あえて白身魚指定が好まれます。


逆に「白身魚」と書かれにくい魚

次の魚は
ほぼ魚名が明記されます。

・ヒラメ
・カレイ(高級種)
・タイ
・スズキ
・タラ(真ダラ)

理由は
名前自体が価値になるからです。


なぜヒラメやタイは「白身魚」と書かれない?

ヒラメを
「白身魚フライ」と書いてしまうと

・価値が伝わらない
・価格に説得力がなくなる

ためです。

つまり

「白身魚」表示は
価格帯と用途を最適化した結果

とも言えます。


釣り人・魚屋目線で見る「白身魚表示」

釣り人や魚屋から見ると

・魚種が分からない
・産地が遠い
・冷凍前提

という点で
魅力が弱く感じられます。

しかし

・フライ
・あんかけ
・南蛮漬け

など
味付け前提の料理では合理的です。


よくある誤解

「白身魚って何の魚か分からなくて怖い」

これは
誤解です。

多くの場合

・世界的に流通している
・検疫を通過した
・規格管理された魚

が使われています。


結論

・スーパーの「白身魚」は特定の魚名ではない
・主にホキ、スケトウダラ、バサなど
・加工・冷凍・総菜向けの合理的表示
・高級魚は白身魚とは書かれない


要約

スーパーの白身魚とは
「味と用途を統一した加工用白身魚の総称」

ヒラメやタイとは
そもそも土俵が違います。

スーパーの白身魚とは
「味と用途を統一した加工用白身魚の総称」。ヒラメやタイとはそもそも土俵が違います。釣太郎

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