「周りは釣れているのに、自分だけ釣れない。」
「いい道具や餌を使っているのに、全く当たりがない。」
そんな悔しい経験をしたことはありませんか?
実は、魚が釣れない原因の8割は、仕掛けでも餌でもなく、**「棚(タナ)」**が合っていないことにあると言われています。
タナとは、魚が泳いでいる「層(深さ)」のことです。
この記事では、釣果を分ける最も重要な要素である「タナ」の重要性と、その見つけ方について解説します。
ここを意識するだけで、あなたの釣果は劇的に変わるはずです。
見出し1:なぜ「タナ(棚)」が合わないと釣れないのか?
魚は海の中ならどこにでもいるわけではありません。
その日の水温、潮の流れ、時間帯、そして狙う魚の種類によって、泳いでいる「深さ」が明確に決まっています。
例えば、魚が海底から1メートルの場所に群れているとします。
この時、あなたの仕掛け(餌)が海底から5メートルの場所にあっても、魚は餌に気づきもしません。
魚には「捕食しやすいゾーン」があり、そこから外れた餌をわざわざ追いかけて食べることは少ないのです。
つまり、「魚がいる深さ」に「餌」を届けない限り、釣れる確率は限りなくゼロに近いということになります。
これが、釣れない原因の8割はタナにあると言われる理由です。
見出し2:タナがズレてしまう主な原因
多くの人がタナを合わせられないのには、いくつかの理由があります。
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決めつけで釣っている 「前回はこの深さで釣れたから」という思い込みは危険です。 海況は毎日、毎時間変化します。
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タナボケを起こしている コマセ(撒き餌)とサシエ(付け餌)の深さが同調していない状態です。 コマセが効いている層にサシエがなければ、魚は釣れません。
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底取りができていない 基本となる「海底」までの深さを正確に把握できていないケースです。
見出し3:釣れるタナを見つけるための鉄則「探り方」
では、どうやって正解のタナを見つければよいのでしょうか。 基本となる3つのステップを紹介します。
1. 基本は「底(ボトム)」から
多くの場合、まずは仕掛けを一度海底まで沈めて「底」を取ります。
そこからリールを巻いたり、ウキ下を調整したりして、少しずつタナを上げていきます。
アジやタイなど多くの魚は底付近を回遊することが多いため、底から探るのがセオリーです。
2. 「カウントダウン」で層を刻む
ルアーやウキを使わない釣りの場合、着水してから「1、2、3…」と数を数えて沈めます。
5カウントで当たりがなければ、次は10カウントまで沈めてみる。
このように深さを刻んで、魚の反応がある層を探します。
3. 釣れている人のタナを真似る
これが最も早い解決策です。 隣で釣れている人がいたら、ウキ下の長さを見たり、直接聞いてみたりしましょう。
「竿1本分くらい(約5m)」など、ヒントが得られれば釣果への近道となります。
見出し4:時間帯によるタナの変化に注意
タナは一日中同じではありません。
特に注意すべきは「マヅメ時(朝夕)」と「日中」の違いです。
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朝夕のマヅメ時 魚の活性が上がり、浅い場所まで餌を求めて浮いてくることが多いです。 タナを浅めに設定し直す必要があります。
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日中 太陽が高くなると、魚は警戒して深場(底の方)へ移動する傾向があります。 当たりが止まったら、タナを深くしてみましょう。
まとめ:こまめなタナ調整が「爆釣」への鍵
「魚が釣れない」と嘆く前に、まずはウキ止めを動かしたり、カウントを変えたりして、タナを変えてみてください。
たった30cmタナを変えただけで、入れ食い状態になることも珍しくありません。
「タナを探る作業」こそが、釣りの一番の醍醐味であり、上達への近道です。
ぜひ次回の釣行では、こまめなタナ調整を意識して、嬉しい一匹を手にしてください。

