「アジの旬は夏」——そう思っていませんか?
実は、**最も脂がのって美味しくなるのは厳冬期(12月〜2月)**なんです。
この記事では、アジの本当の「食べ頃」と、意外と知られていない**「旬」の本当の意味**を解説します。
目次
アジの旬が「夏」と言われる理由
一般的にアジの旬は5月〜7月とされています。
その理由は以下の通りです。
| 理由 | 詳細 |
|---|---|
| 漁獲量が多い | 産卵のため沿岸に集まり、大量に水揚げされる |
| 価格が安い | 流通量が増え、手頃な価格で手に入る |
| 夏の風物詩 | アジフライ、なめろうなど夏の食卓の定番 |
つまり、「手に入りやすい時期」=旬として定着しているのです。
実は冬が一番美味しい?脂のりの真実
厳冬期のアジが美味しい理由
12月〜2月のアジは、実は最も脂がのっています。
春〜夏:産卵期 → エネルギー消費 → 脂が少ない
↓
秋:回復期 → 栄養を蓄え始める
↓
冬:越冬準備 → 脂肪を最大限に蓄える ★最も美味しい!
冬アジの特徴
- 脂肪含有量が夏の2〜3倍になることも
- 身に甘みがあり、とろけるような食感
- 刺身や寿司で真価を発揮
💡 豆知識
「根付きアジ」と呼ばれる、回遊せず一定の場所に住み着いたアジは、
年間を通じて脂のりが良いことで有名です。
そもそも「旬」とは?3つの意味
「旬」という言葉には、実は3つの異なる意味があります。
1. 漁獲の旬(量の旬)
たくさん獲れる時期
- 市場に多く出回る
- 価格が安くなる
- アジの場合:5月〜7月
2. 味の旬(質の旬)
最も美味しい時期
- 脂がのっている
- 身が締まっている
- アジの場合:12月〜2月
3. 季節の旬(文化の旬)
季節感を楽しむ時期
- 行事や風習との結びつき
- 「初物」を楽しむ文化
- 例:初鰹、秋刀魚
魚種別「旬のズレ」一覧
| 魚種 | 漁獲の旬 | 味の旬(脂のり) |
|---|---|---|
| アジ | 5〜7月 | 12〜2月 |
| カツオ | 4〜5月(初鰹) | 9〜10月(戻り鰹) |
| サンマ | 9〜10月 | 8〜9月 |
| イワシ | 6〜8月 | 9〜11月 |
季節別アジの特徴と楽しみ方
春(3月〜5月)
特徴:産卵前、徐々に脂が落ちる
おすすめ調理法:
- 南蛮漬け
- フライ
夏(6月〜8月)
特徴:産卵後、さっぱりした味わい
おすすめ調理法:
- なめろう
- たたき
- 酢締め
秋(9月〜11月)
特徴:回復期、脂がのり始める
おすすめ調理法:
- 塩焼き
- 干物
冬(12月〜2月)⭐ベストシーズン
特徴:脂のりMAX、最高の味わい
おすすめ調理法:
- 刺身(脂の甘みを堪能)
- 寿司
- しゃぶしゃぶ
美味しいアジの見分け方
スーパーや鮮魚店で脂ののったアジを選ぶポイントです。
チェックポイント
| 部位 | 良い状態 |
|---|---|
| 目 | 澄んでいて、ふっくら盛り上がっている |
| 体型 | 丸みがあり、ふっくらしている |
| お腹 | 厚みがあり、弾力がある |
| 色 | 青みが強く、光沢がある |
| エラ | 鮮やかな赤色 |
⚠️ 注意 痩せて細長いアジは、産卵後で脂が落ちている可能性があります。
まとめ:旬=美味しいとは限らない
この記事のポイント
✅ アジの「漁獲の旬」は夏(5〜7月)
✅ アジの「味の旬」は冬(12〜2月)
✅ 「旬」には3つの意味がある
✅ 目的に合わせて時期を選ぶのがベスト
結論
「旬だから美味しい」とは限りません。
- 安く手に入れたいなら → 夏
- 最高の味を求めるなら → 冬
魚を選ぶ際は、**「何の旬か」**を意識してみてください。いつもの食卓がワンランクアップしますよ!

