まず最初に
・絶対に触らない
・写真目的でも近寄らない
・SNS投稿狙いで不用意に接近しない
これが基本です。
以下に理由を詳しく説明します。
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① 腐敗によるガス膨張で爆発する危険
クジラは体重数十トン。
死後、体内で腐敗が進むと「メタンガス」や「硫化水素」などが発生し、
内臓や脂肪組織内にガスが溜まります。
その結果
・皮膚が風船のように膨張
・内部に高圧ガスが蓄積
・わずかな衝撃(触る・押す・乗る・石を投げるなど)で
→「爆発するように破裂」するケースがあります。
世界各地で
「観光客が近寄って写真を撮ろうとした瞬間に破裂」
「飛び散った内臓や脂肪に巻き込まれて怪我」
などの事故例があります。
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② 強烈な悪臭と有毒ガス
クジラの腐敗臭は人間の耐性を超えるレベル。
さらに危険なのが「硫化水素(H₂S)」。
・少量でも吐き気や頭痛
・高濃度では意識喪失や死亡の可能性
・風下に立つと特に危険
海辺で風が強いと「安全」と思いがちですが
風向き次第で一気に毒ガスが吹き込むこともあります。
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③ 大型肉食動物を引き寄せる
海中でクジラの死骸は「シャークフィーダー(サメを呼ぶ)」として有名。
陸に打ち上がっても匂いが海中に拡散するため
・サメ
・大型魚
・場合によっては野生動物(イノシシ・野犬)
が集まる可能性があります。
過去には海外で
「クジラの死骸を見に来た人がサメに襲われた」
例もあります。
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④ 腐敗液の海水汚染による健康リスク
腐ったクジラから排出される体液は
強烈な細菌を含むことが多く
・皮膚がかぶれる
・目や喉の刺激
・呼吸器系疾患
を引き起こすこともあります。
「触ってないから大丈夫」ではなく
「近づくこと自体が危険」です。
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⑤ 打ち上がり場所によっては突然動く可能性
潮位が変わると
・死骸が動く
・転がる
・足場に乗っていた人が巻き込まれる
などの可能性もあります。
特に大型種(マッコウクジラ・シロナガスクジラ)が砂浜や岩に乗り上げた場合
その質量は簡単に車や人を押し潰します。
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⑥ 感染症のリスク
クジラには人間に感染する病原体が含まれる可能性があります。
特に腐敗した死骸では
・細菌感染
・寄生虫(クジラジラミ等)
・鳥やハエを媒介した二次感染
が発生する恐れがあります。
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まとめ
クジラの死骸が打ち上がっていたら
・絶対に近寄らない
・通報する(自治体や海上保安庁)
・写真目的でも接触禁止
・釣り人は特に注意(磯や砂浜で遭遇する可能性あり)
理由は
・腐敗ガス破裂
・毒ガス・悪臭
・サメなどの外敵誘因
・感染症
・突然動くリスク
「珍しいから近寄る」は非常に危険。
遠くから見るだけにしましょう。
風下には立たないようにしてください。
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釣太郎ブログ用ワンポイント文
釣り人は海岸線を歩くことが多く
万一、クジラなど大型生物の死骸を見かけたら
近づくのではなく
すぐ役場・海上保安庁・警察へ通報を。
安全確保が最優先です。
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