【真水氷と海水氷の違い】アジ・タチウオ・アオリイカの冷却はどちらが最適?

最初に

釣り上げた魚の鮮度を保つために欠かせない「氷」。

ですが、真水氷と海水氷では見た目も性質もまったく違います。

写真の通り、左の「真水氷」は透明で硬く、

右の「海水氷」は白く濁ってザラザラとした質感。

この“濁り”こそが、海水氷が魚に適している理由なのです。


真水氷と海水氷の違い

比較項目 真水氷 海水氷
原料 水道水などの淡水 黒潮の海水100%
見た目 透明・固い 白く濁る・柔らかい
溶け方 ゆっくり・部分的 均一に溶ける
温度 0℃付近 -2℃前後(低温)
冷却スピード やや遅い 速い
魚への影響 細胞を傷つけやすい 細胞を守る

真水氷は「キンキンに冷える」印象がありますが、実は魚の細胞にとっては刺激が強すぎます。

一方、海水氷は塩分を含むことで融点が下がり、-2℃付近の“超冷却状態”を維持できます。


海水氷の科学的なメリット

海水をそのまま凍らせた海水氷には、次のような効果が確認されています。

  1. 魚を素早く冷却
     塩分があるため温度が低く、短時間で芯まで冷える。

  2. 浸透圧で細胞を保護
     魚体が水分を吸わないため、ドリップ(旨味汁)が出にくい。

  3. 雑菌の繁殖を抑える
     塩分濃度が高い環境では、菌が増えにくい。

  4. 旨味成分を守る
     ATP→イノシン酸への変化を緩やかにし、熟成効果が長持ち。

  5. 魚特有の生臭さを軽減
     塩分がタンパク質の酸化を抑え、臭いの発生を防ぐ。


向いている魚種

海水氷が特に効果を発揮するのは、海水魚やイカ類

魚種 効果 コメント
アジ 冷却ムラがなく、鮮度が長持ち
タチウオ 白銀の体色を保ち、ドリップ防止
アオリイカ 表皮が溶けず、透明感キープ
サバ 酸化・変色防止効果が高い
チヌ・グレ 肉質が締まり、臭み軽減
淡水魚 × 塩分に弱いため不向き

海水氷は「白濁り」が品質の証

写真のように、海水氷は真っ白に濁っています。

これは「塩分とミネラル」が含まれている証拠。

透明な真水氷と違い、海水氷は溶けながら魚全体を均一に包み込むように冷却します。

釣った瞬間の美しい体色を長く保てるのも、この特徴によるものです。


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まとめ:海水魚の冷却は「海水氷」がベスト!

  • 真水氷は魚の細胞を壊すリスクあり。

  • 海水氷は魚を保護しながら素早く冷却。

  • アジ・タチウオ・アオリイカなどに最適。

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