海水氷(かいすいごおり)は、天然海水を凍らせた氷で、塩分濃度は約3.5%。
この塩分が、魚の体内塩分(約1%)との浸透圧差を緩和し、細胞破壊を防ぎながら冷却できる
のが最大の特徴です。
🔬 真水氷との科学的比較|冷却速度・鮮度維持・食味
| 比較項目 | 海水氷 | 真水氷 |
|---|---|---|
| 含有塩分 | 約3.5% | 0% |
| 融点 | 約-2.0℃ | 0.0℃ |
| 冷却スピード | ◎(速い) | △(やや遅い) |
| 魚へのダメージ | ◎(少ない) | ×(浸透圧ショック) |
| ドリップ量 | 約2.5% | 約7.8% |
| 食味評価 | 4.6 / 5.0 | 3.2 / 5.0 |
| pH値(腐敗度) | 6.5(低い) | 7.3(高い) |
AI解析では、海水氷の方が約15分早く芯温5℃に到達し、細菌繁殖を抑制できるとされています。
ドリップ量は約3分の1、食味・香り・見た目すべてにおいて海水氷が優位。
🧠 細胞レベルで守る理由|浸透圧と温度帯の絶妙さ
- 真水氷の問題点:
- 浸透圧差により細胞内水分が流出 → 身崩れ・ドリップ発生
- 融点0℃で冷えすぎ → 表面焼け・凍結リスク
- 海水氷の利点:
- 浸透圧差が少ない → 細胞が壊れにくい
- 融点-2℃ → 冷えすぎず、菌の繁殖も抑制
🌡️ 夏場の食中毒対策にも有効
腸炎ビブリオなどの細菌は30℃環境下で10分で2倍に増殖。
海水氷なら15分で芯温に達し、初期増殖をブロックできます。
真水氷では30分かかるため、リスクが高まります。


