都会の人が海に来ると「潮の香りがする!」と口にします。
しかし、海水自体に強い匂いはありません。
では、私たちが感じるあの独特の香りは一体どこから来るのでしょうか。
この記事では、潮の香りの科学的メカニズムと、匂いが強くなる条件を詳しく解説します。
鮮やかな赤い体色と愛嬌のある顔つきが印象的な魚「オジサン」。
地方名で「メンドリ」とも呼ばれるこの魚には、下あごに二本の長い口ひげが生えています。
このひげは飾りではなく、砂底で生きるオジサンにとって生命線ともいえる高性能センサーなのです。
オジサンの口ひげの役割
・オジサンの口ひげは、正式には「下あごひげ(下顎ひげ)」と呼ばれる感覚器官。
・ひげの内部には神経が集中しており、わずかな振動や水流、匂いを感知できます。
・砂底に潜むゴカイ・小型甲殻類・エビなどを探し出す“レーダー”として機能。
・肉眼では見えないエサを砂の中から正確に探し当てることが可能です。
捕食スタイルとひげの連動
・オジサンは群れで砂底を移動し、口ひげを左右に動かしながら砂を探ります。
・ひげがエサの存在を察知すると、瞬時に口で砂を吸い込み、獲物だけを吐き出して捕食します。
・この動きはダイバーや釣り人からも「砂をかき混ぜるしぐさ」として観察されています。
釣り人が知っておきたいポイント
・オジサンは砂地の砂泥底やサンゴ礁周りを好むため、エサ釣りでは底をしっかり攻めるのがコツ。
・口ひげで探せるエサを好むため、ゴカイやオキアミなど匂いと動きのある餌が効果的。
・夜間や濁り潮では視覚よりもひげの感覚が頼りになるため、活性が下がりにくい特徴があります。
他魚との比較
・同じ砂底系のホウボウやキスも砂中の獲物を探しますが、オジサンのように外部に感覚ひげを持つ魚は少数派。
・この進化のおかげで、オジサンは日中でも効率的にエサを探し続けられる強みがあります。
まとめ
・オジサン(メンドリ)の口ひげは、砂底の獲物を探知する高感度センサー。
・神経が集まったひげを使い、砂中のエビやゴカイを正確に捕食する。
・釣りではこの習性を理解し、底を意識したエサ選びとタナ設定が釣果アップのカギとなります。
Q1. オジサンはどこで釣れる?
A1. 和歌山・紀伊半島の砂地やサンゴ礁周りで狙えます。
Q2. 口ひげは再生する?
A2. 軽い損傷なら再生しますが、完全切断は感覚能力が低下します。
Q3. 食味は?
A3. 白身でクセが少なく、刺身・煮付け・塩焼きに最適です。


