烏賊の甲より年の功とは?
意味
・「イカの甲(骨)」よりも「年を重ねた経験=年の功」の方が尊い。
・学問や知識よりも、実際の経験に基づく知恵の方が役立つという教え。
由来
イカの体には「甲(こう)」と呼ばれる硬い部分があります。
これは“烏賊の骨”とも言われ、確かにしっかりとしています。
しかし、どんなに硬い甲よりも、長年の経験から得られる知恵=年の功の方がはるかに価値がある
――この対比から生まれたことわざです。
類似することわざ・表現
・「亀の甲より年の功」
烏賊ではなく亀を使った同じ意味のことわざ。
・「老いては子に従え」
年長者の知恵や、世代ごとの柔軟さを重んじる表現。
・「経験は最良の教師」
知識より実体験の価値を強調する洋の東西を問わない考え方。
現代での使い方
ビジネスシーン
・長年の経験を持つ上司やベテラン社員の助言を尊重するとき
例文:「やはり烏賊の甲より年の功だな。ベテランの一言で問題が解決した。」
日常生活
・年配者の知恵や工夫が役立ったとき
例文:「祖母の昔ながらの知恵がとても役に立った。まさに烏賊の甲より年の功だね。」
漁業・釣りとの関わり
烏賊(イカ)は日本の食文化や漁業に欠かせない存在です。
その“甲”を引き合いに出したこのことわざは、海の恵みと人生の知恵を重ね合わせた漁師文化の産物と考えることができます。
釣りにおいても、最新の道具よりベテランの勘や経験が釣果を左右することがあり、このことわざが実感を伴って理解されます。
まとめ
「烏賊の甲より年の功」は、
・経験に裏打ちされた知恵の尊さ
・年長者の言葉に耳を傾ける大切さ
を教えてくれる日本のことわざです。
現代社会では情報が氾濫していますが、どんなに新しい知識も、実体験に勝るものではありません。
釣りや仕事、家庭生活においても、この教えは今なお活き続けています。


