カツオといえば、初夏の「初ガツオ」や秋の「戻りガツオ」で知られる人気の魚。
一般的には刺身やタタキで食べるイメージが強いですが、実は部位ごとに異なる美味しさがあり、料理方法も大きく変わります。
今回は「カツオの食べられる部位」をわかりやすく解説し、それぞれの特徴やおすすめ調理法をご紹介します。
① カツオの背身(赤身の王道)
・カツオの中で最もポピュラーな部分。
・鉄分を多く含んだ赤身で、あっさりとした味わい。
・刺身・タタキで楽しむのが定番。
特に初ガツオは脂が少なく、爽やかな味わいが好まれる一方、戻りガツオは脂がのってコクのある味わいになります。
② カツオの腹身(脂のり抜群の部位)
・背中に比べて脂が多く、濃厚な旨味を楽しめる。
・焼き魚や煮付けにすると香ばしさが際立ちます。
・「戻りガツオ」の腹身はトロに近い脂質で、刺身でも絶品。
③ カマ(胸ビレの付け根)
・ヒレの根元にある部位で、骨まわりに脂がたっぷり。
・塩焼きや煮付けにすると、香ばしくジューシー。
・居酒屋などでは隠れた人気メニュー。
④ ハラミ(内臓近くの身)
・トロのように脂がのった部分。
・刺身で食べると濃厚な旨味があり、醤油との相性抜群。
・脂が多い分、好き嫌いが分かれる部位でもあります。
⑤ カツオの心臓(ちっち)
・内臓の中でも珍味として人気。
・軽く湯通ししてニンニク醤油やポン酢で食べるのがおすすめ。
・鮮度が良いカツオでしか味わえない“漁師グルメ”。
⑥ 胃袋(ワタ)
・酒の肴として珍重される部位。
・塩茹でにしてポン酢で食べたり、煮込みにしても美味しい。
・しっかり下処理をすれば臭みもなく楽しめます。
⑦ 血合い(ゼラチン質を含む部分)
・栄養価が非常に高く、鉄分やビタミンが豊富。
・鮮度が落ちやすいため、早めに調理するのが鉄則。
・フライや煮付けにして食べると臭みも気になりません。
⑧ 骨まわりの身(中落ち)
・スプーンでかき取ると、旨味の濃い赤身が味わえる。
・漬け丼やなめろうに最適。
・捨てられがちですが、実は一番美味しい部分ともいわれます。
まとめ
カツオは「背身」「腹身」だけでなく、
・カマ
・心臓(ちっち)
・胃袋
・血合い
・骨まわりの身
といった部位も美味しく食べられる万能な魚です。
漁師町では昔から余すことなく食べられてきたカツオ。
新鮮なうちに処理をすれば、刺身やタタキだけでは味わえない奥深い魅力を堪能できます。


