夏の海釣りといえば日中のサビキやちょい投げが定番ですが、真の大物を狙いたいなら夜釣りに勝る方法はありません。
特に和歌山・紀南エリアをはじめ、南紀の磯や堤防では コロダイ・タマミ(タマン、
ハマフエフキ)・シブダイ(笛鯛) といった大物ターゲットが待ち構えています。
「お盆を過ぎるともう夏も終わりだから…」と思う方も多いですが、実はそれは誤解。
本当の勝負はこれから。夜釣りの大物シーズンは、お盆過ぎからがむしろ本番なのです。
この記事では、「夜釣りでの大物魚狙い」にフォーカスして徹底解説します。
なぜ「お盆過ぎ」が夜釣り大物のシーズンなのか?
釣り人にとってお盆は夏の区切りのように感じますが、魚たちの動きはむしろ活発化していきます。
理由はいくつかあります。
① 海水温の安定
7月から8月にかけて高まった海水温は、お盆を過ぎてもすぐには下がりません。
夜でも25℃前後の水温を保つため、魚たちの活性は依然として高い状態が続きます。
② ベイトが豊富
イワシやアジ、イカといったベイトが沿岸に寄るのもこの時期の特徴。
それを追って大物が接岸するため、堤防や地磯からでも十分チャンスがあります。
③ 魚の捕食行動が夜型に
真夏の昼間は水温が上がりすぎて魚が底に潜りがちですが、夜になると活発にエサを追い始めます。
つまり 「人間にとっても涼しく、魚にとっても動きやすい」時間帯 が夜。これが夜釣りが成立する最大の理由です。
夜釣りで狙える大物ターゲット
コロダイ
・最大で1mを超える大型個体も存在する強烈ファイター。
・歯が発達しており、貝や甲殻類を砕いて食べる。
・堤防や磯のブッコミ釣りでよく釣れる。
・引きは重量感があり、根に突っ込むパワーで釣り人を苦しめる。
おすすめのエサ:カニ、サザエ、イカの切り身、魚の切り身
タマミ(タマン・ハマフエフキ)
・夏の夜釣りで最も人気のターゲット。
・70〜80cm級も珍しくなく、強烈な突進で竿を曲げ込む。
・南方系の魚だが、黒潮の影響で和歌山や四国でも釣れる。
・食味も良く、刺身や煮付けで美味。
おすすめのエサ:イカの切り身、サンマの切り身、活きアジ
シブダイ(笛鯛)
・夜釣りの女王と呼ばれるほど美しい魚。
・赤い体色に白い斑点があり、釣り上げた瞬間の感動は格別。
・堤防よりもやや深場の地磯に多く、ブッコミ釣りで狙える。
・食味は白身でクセがなく高級魚として扱われる。
おすすめのエサ:イカの切り身、サンマ、魚の切り身
夜釣りの仕掛けと戦略
ブッコミ釣りが基本
大物狙いでは ブッコミ仕掛け が王道。
大きめの針と強めのハリスを使い、切り身や活きエサを底に置くシンプルな方法です。
タックルの目安
・竿:4〜5mの強めの投げ竿や磯竿
・リール:中〜大型スピニングリール
・道糸:ナイロン6〜8号、PEなら4号前後
・ハリス:フロロ6〜10号
・針:伊勢尼、ムツ針など15〜20号クラス
ポイント選び
・堤防なら外洋に面した潮通しの良い場所
・磯なら砂地と岩礁が絡むエリア
・シブダイ狙いはやや水深のある場所が有望
夜釣りを成功させるコツ
エサは大きめ・新鮮に
コロダイやタマミは小さなエサでは反応が鈍いことも多いです。
切り身は大きめに、活きエサなら元気なアジを選びましょう。
潮の動きを読む
夜でも潮の変化は釣果を左右します。
特に満ち潮でベイトが接岸するタイミングは大物の時合いです。
ドラグ調整を慎重に
大物の引きは想像以上に強烈です。
ドラグを締めすぎると一気に切られるため、やや緩めに設定し走らせてから勝負します。
夜釣りの安全対策
・ライフジャケットは必須。
・磯の場合は滑りにくいスパイクシューズを着用。
・ヘッドライトは必ず予備電池を用意。
・熱中症対策と防寒対策を両立(夜中は冷える)。
・単独釣行は避け、仲間と一緒に行くのがベスト。
まとめ|お盆を過ぎてからが大物の季節!
夏の夜釣りは、ただの釣りではなく「非日常の体験」です。
真っ暗な海で響く波音、星空の下で竿を出す時間、そして突然襲う強烈なアタリ。
お盆を過ぎても大物は動き続けています。
むしろこれからが本番。
・コロダイの重量級ファイト
・タマミの突進力
・シブダイの美しさと食味
これらを味わえるのは、夜釣りだけの特権です。
ぜひ、この時期の夜釣りで一発大物を狙ってみてください。


