【赤系と白系の違いとは?】ケンサキイカ(アカイカ)をもっと深く知ろう!|釣り人・料理人必見

夏になると全国のスーパーや鮮魚店に並ぶ「アカイカ(ケンサキイカ)」

一見シンプルなこのイカですが、実は**“赤系”と“白系”の2タイプ**に分かれていることをご存知でしょうか?

見た目だけでなく、釣れる水深・味・用途にも違いがあり、釣り人や料理人にとっては知っておきたい知識です。

今回は、ケンサキイカに存在する「赤系」と「白系」の違いとその意味について、分かりやすく解説していきます。


ケンサキイカとは?基本をおさらい

まずはケンサキイカの基本情報を確認しておきましょう。

・標準和名:ケンサキイカ
・分類:ツツイカ目 ヤリイカ科
・別名(地方名):アカイカ、マイカ、シロイカ、ブドウイカ、マルイカ、ケンイカなど
・主な分布:日本海、太平洋側の温暖域~沖縄周辺
・旬の時期:主に夏(地域によっては春〜秋)

スーパーでは「アカイカ」と表記されることも多いですが、それは“赤系”の個体を指す場合が多く、

総称として「ケンサキイカ」が用いられています。


赤系(アカイカ)と白系(シロイカ)の違いとは?

◆ 見た目の違い

特徴 赤系(アカイカ) 白系(シロイカ)
体色 赤みが強く鮮やか 白っぽく透明感あり
肌の質感 ややザラつきあり なめらかでツルッとしている
光の反射 あまり光らない 釣り上げるとよく光る

一方、白系は透明感があり、柔らかく上品な見た目です。


◆ 生息水深と地域の違い

赤系(アカイカ)
 浅場に多く、沿岸からの釣りでも狙いやすい。
 夜釣りの定番ターゲット。
 関西〜九州でよく見られる。

白系(シロイカ)
 やや深場に多く、船釣りで狙うことが多い。
 鳥取・山陰地方で「シロイカ」と呼ばれる個体は白系が中心。

同じケンサキイカでも、生息環境や潮流の影響で体色が変化していると考えられています。


◆ 味の違いと調理適性

観点 赤系(アカイカ) 白系(シロイカ)
身の質感 しっかり・コリコリ 柔らかめ・なめらか
味の濃さ 甘み・うま味が強い 繊細で上品な甘さ
向いている料理 炙り、焼き物、煮付け 刺身、寿司、沖漬け

赤系は火を通しても旨味が濃く、加熱料理に向いています。

白系は刺身にするととろけるような甘さがあり、寿司ネタとしても人気があります。


なぜ赤系・白系が存在するのか?|色の違いの科学的背景

ケンサキイカの体色は、「クロモフォア(色素胞)」と呼ばれる器官の密度や反射特性によって決まります。

この色素胞が濃い個体が“赤系”、薄い個体が“白系”と見られます。

また、エサや環境の違い、遺伝的変異も影響しているとされており、完全に別種というわけではありません。

同じ海域でも赤系・白系が混在することもあるため、あくまで「タイプ分け」として認識されるべきでしょう。


釣り人・鮮魚バイヤー・料理人にとっての実践的ポイント

1. 釣りでは「狙う時間帯」で変わる

・夜の浅場→赤系が多く釣れる
・深場や日中→白系が中心

2. 鮮魚店では「赤いか=赤系」として入荷されやすい

ただし、白系も「赤いか」として流通していることがあるため、見た目と肌の質感で見分ける目利きが必要です。

3. 料理では用途で使い分けを

・赤系:ボイル・フライ・煮物など加熱向き
・白系:刺身・寿司・沖漬けなど生食向き


まとめ|赤系も白系も、ケンサキイカは“夏の極上イカ”

ケンサキイカ(アカイカ)には、赤系と白系の2タイプが存在しますが、

どちらも甘味系アミノ酸(グリシン・アラニン・グルタミン酸)を豊富に含み、極めて美味なイカです。

地域によっては呼び名が違うため混乱しやすいですが、

“赤系か白系か”を理解すれば、釣りや料理の精度がグッと上がります。

ぜひ、今年の夏はケンサキイカの“タイプ別の味わい”を楽しんでみてください!

ケンサキイカ(アカイカ)には、赤系と白系の2タイプが存在しますが、 どちらも甘味系アミノ酸(グリシン・アラニン・グルタミン酸)を豊富に含み、極めて美味なイカです。釣太郎

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