「イワシなんて安物」「下魚(げぎょ)でしょ?」
そんな言葉を耳にしたことはありませんか?
でもちょっと待ってください。
イワシを馬鹿にする人は、魚の“本当の価値”を知らない人かもしれません。
この記事では、長年魚を扱ってきた水産関係者・漁師・料理人、そして食通が
「イワシは最高の魚だ」と語る理由を、科学と経験に基づいて解説していきます。
【写真で見る】これが真のイワシの姿!
まずはこちらをご覧ください。
照り、身の厚み、皮の輝き。これが本物の鮮度を保ったイワシです。
「イワシは安いから価値がない」という誤解
まずは大きな誤解を指摘しておきましょう。
価格=価値ではありません。
イワシが安価であるのは、流通量が多く身近な魚だからにすぎません。
むしろ、それだけ日本の漁業と食卓に「密接に根ざしている証拠」なのです。
【反論①】イワシは鮮度が命。良いものは極上
イワシは、釣り上げてからの劣化が早く、傷みやすい魚。
そのため、スーパーで並ぶ頃にはどうしても「くたびれた印象」になりがちです。
しかし、本当に鮮度の良いイワシは、マグロやブリにも劣らない美味しさ。
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刺身で食べればとろけるような脂
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塩焼きや一夜干しは皮目が香ばしく極上の旨味
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梅煮やつみれ汁にするとコクと出汁が段違い
プロの料理人は「本当に良いイワシはメニューの目玉になる」とさえ言います。
【反論②】DHA・EPAの含有量はトップクラス!
イワシは青魚の代表格ですが、実はDHA・EPAの含有量が非常に高いことで知られています。
| 魚種 | DHA(100g中) | EPA(100g中) |
|---|---|---|
| イワシ | 約1,200mg | 約800mg |
| ブリ | 約1,700mg | 約900mg |
| サンマ | 約1,000mg | 約700mg |
※文部科学省「日本食品標準成分表」より
しかも、骨まで柔らかいためカルシウムやビタミンDも豊富。
栄養価でいえば、まさに完全魚食と呼べる内容です。
【反論③】世界中で評価される高級魚扱い
日本では“庶民的”と見られがちなイワシですが、イタリア・スペインでは高級食材として愛されています。
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アンチョビ(イワシの塩漬け)は世界中で使われる調味素材
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オイルサーディンはワインの最高のつまみ
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南仏では炭火焼きイワシが人気の郷土料理
つまり、イワシは“価値がわかる人”の食材なのです。
【反論④】日本の伝統食文化を支えてきた魚
イワシは、江戸時代から庶民の健康を支え続けてきた「国民魚」。
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干物(丸干し、開き干し)
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つみれ、蒲鉾(かまぼこ)などの練り製品原料
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煮干し(いりこ)として出汁の基本
和食の基盤ともいえる魚なのです。
【反論⑤】釣り人にとっては“最高のエサ”であり“最良の食材”
イワシは、アオリイカ・青物・ヒラメなどの大物を狙うための「エサ」としても最強。
その理由は:
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脂のりが良く、魚食性のターゲットに強烈にアピール
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釣れたイワシを自分で〆て食べても超美味しい
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夜釣りでの集魚効果も絶大
つまり、釣り人からも“万能魚”として重宝されているのです。
【まとめ】イワシを馬鹿にするな!評価すべき5つの理由
| 理由 | 解説内容 |
|---|---|
| ① 鮮度が良ければ極上の旨味 | 刺身、干物、焼き物、煮物すべてに対応 |
| ② 栄養価が非常に高い | DHA・EPA・カルシウムが豊富で健康食品レベル |
| ③ 世界でも高級食材として愛される | アンチョビ、オイルサーディンなど |
| ④ 日本の食文化の柱 | だし、練り物、干物文化を支えてきた |
| ⑤ 釣りでも超万能 | エサとしても、食材としても重宝 |
最後に:魚を知る人は、イワシを馬鹿にしない
本当に魚を知っている人は、「イワシほど奥深く、季節感と鮮度がモノを言う魚はない」と語ります。
安いからこそ日常に根ざし、
痛みやすいからこそ“見極める目”が求められ、
シンプルに見えて奥深い──それがイワシという魚です。
だからこそ、声を大にして言います。
「イワシを馬鹿にするな。
それは“魚の世界”を知らない証拠だ!」


