【カニを食べる魚】実は高級魚の大好物!釣果アップに効く“底物必釣エサ”とは?
はじめに:カニは魚にとっての“高級グルメ”
海釣りにおいて、魚が好むエサを知ることは、釣果に直結する大切な要素です。
エビやイカ、アジなどはよく知られた万能エサですが、実は「カニ」も多くの魚たちにとって“極上のごちそう”であることをご存知でしょうか?
カニはその殻の硬さから、食べにくいイメージを持たれがちですが、実際には“バリバリと噛み砕いて食べる魚”が多く存在し、しかもその多くが高級魚や大型魚です。
本記事では、そんな「カニを好んで食べる魚たち」を詳しくご紹介しながら、実際の釣りにどう活かすべきか、釣具店の視点から解説していきます。
初心者でも簡単に手に入る「イソガニ」などを活用すれば、手軽にワンランク上の釣りを楽しめるかもしれません。
カニを主食にする魚は意外と多い
海の世界では、カニを食べる魚は決して珍しくありません。
特に岩礁帯や海底を好む魚たちは、底に潜む甲殻類を積極的に捕食します。
その中には、釣り人にとって憧れのターゲットも多く含まれており、「カニを知ること=釣果アップへの近道」と言っても過言ではありません。
カニを食べる魚たち【代表的な5種】
① イシダイ(石鯛)
石鯛は、岩場に生息する底物の代表格です。
頑丈な歯を持ち、岩に付着した貝やウニ、カニをバリバリと噛み砕いて食べることで知られています。
特に夏から秋にかけては活性が高く、イソガニやイワガニなどの活きエサに対する反応も非常に良好です。
釣りにおいては、カニを丸ごとハリに掛け、石鯛のいる岩礁帯を狙う「本格底物釣り」でよく使用されます。
一度食いつけば、力強い引きで釣り人を魅了する人気ターゲットです。
② クエ(九絵/モロコ)
幻の高級魚として知られるクエは、見た目はゴツいですが、食性は非常に貪欲。
魚やイカ、エビなど様々なものを食べますが、カニは特に好物のひとつとされています。
底を這うようにして歩くカニは、クエにとっては格好の標的。
大型の個体は、手のひらサイズのカニでも一飲みにしてしまいます。
クエ狙いの釣りでは、活きカニや冷凍カニを使った仕掛けが主流で、特に夜間のブッコミ釣りで実績があります。
③ クロダイ(チヌ)
クロダイは雑食性の強い魚ですが、実は夏場を中心に小型のカニを非常によく食べることが知られています。
特に波止やテトラ帯に生息する「イソガニ」や「スベスベマンジュウガニ」などを好んで捕食します。
釣りでは、イソガニを生きたままハリに付けて足元に落とし込む「カニ落とし込み釣り」が昔から存在し、クロダイ釣りの奥義とも言われています。
撒きエサを使わずとも、シンプルな仕掛けで釣果が出せるため、エサ代を抑えたい人にもおすすめです。
④ アコウ(キジハタ)
近年人気が高まっている根魚の代表、キジハタ(アコウ)も、甲殻類が大好物。
カニやエビを捕まえるために、日中は岩の隙間から出てきて活発に動きます。
釣りでは、カニをエサにしたブッコミ釣りや、甲殻類系ワームを使ったルアー釣りが有効。
生エサで狙う場合は、小型のカニをそのままハリに掛けて、根の際や障害物の影を攻めるのがコツです。
⑤ マダイ(真鯛)
祝い魚の代表格・マダイも、実はカニを好んで食べる魚です。
砂泥底に潜む小型のカニやエビなどを捕食しており、特に春の乗っ込み期には甲殻類への反応が強くなる傾向があります。
テンヤ釣りやタイラバでも、甲殻類を模したルアーや匂い付きワームを使うと釣果アップにつながるケースがあり、マダイ=魚食という固定観念は外すべきです。
カニをエサにする釣り方と仕掛けのコツ
● カニを生き餌で使う場合
イソガニやイワガニは、堤防や磯場で手軽に採取できます。
生きたままハリに掛けて使用することで、より自然な動きを演出でき、警戒心の強い魚にも効果があります。
【ハリの掛け方】
・背中の甲羅の端にハリを通す
・脚やハサミは取らず、自然に動かすのがベスト
※カニが大きすぎると魚が食い切れないので、ターゲットに合わせてサイズ選びも大事です。
● カニを剥き身で使う方法
石鯛やクエなど大型魚狙いでは、カニの殻を一部割って中身を出すことで、より強い匂いを出してアピールする方法もあります。
特に夜釣りでは、匂いの拡散が釣果を左右するため、カニの“身”の部分を活用するのも有効です。
実際に使える「カニ餌の種類」
| 種類 | 特徴・入手方法 |
|---|---|
| イソガニ | 堤防や岩場で手軽に採れる。クロダイ・石鯛に効果大。 |
| モクズガニ | 河川や汽水域に生息。ウナギや大型魚狙いにも使える。 |
| スベスベマンジュウガニ | 手のひらサイズで使いやすく、食い付き良好。 |
| 冷凍カニ | エサ屋で販売されており、保存性に優れる。 |
| カニの足のみ(バラ売り) | 餌持ちがよく、ハリに掛けやすい。投げ釣り向き。 |
カニ餌が有効な釣りシーンとは?
・底物釣り(石鯛・クエ)
・落とし込み釣り(クロダイ)
・ブッコミ釣り(キジハタ・カサゴ)
・テンヤ・タイラバ(マダイ)
・ウナギ釣り(汽水域でモクズガニ使用)
こうした釣りでは、「魚の目線で見たときに自然に映るかどうか」が重要です。
カニ餌はまさに“自然のままのエサ”であり、フィールドの状況にマッチすれば爆釣も夢ではありません。
まとめ:カニは万能&実績抜群の天然エサ!
カニを食べる魚は、イシダイやクエといった憧れの大型魚から、クロダイやアコウといった人気ターゲットまで非常に多く存在します。
また、カニは魚にとって強い匂いと栄養価を持つ“天然の誘引剤”でもあります。
もし釣果に伸び悩んでいるなら、普段の釣りに「カニ」という選択肢を加えてみてはいかがでしょうか?
とくに夏〜秋はカニ餌の効果が高まるシーズンです。
堤防で手軽に採取できる“イソガニ”でも十分通用します。
ぜひ一度、試してみてください!

