魚が釣れない…その時、海の中では何が起きているのか? ~魚の「沈黙の時間」を科学と想像で読み解く~

✅「魚がいない」わけじゃない?

釣りをしていて、何時間もアタリがないとき。
「今日は魚がいないんだろうな」と思ってしまいがちですが、
実は魚はそこに“いる”ことが多いのです。

ではなぜ、釣れないのか?
海の中で魚たちは、その時間帯に何をしているのでしょうか?
今回は、釣り人なら誰しも気になる**「釣れない時間の魚の行動」**について掘り下げてみます。


✅魚たちの“釣れない時間帯”はどう過ごされている?

① 休憩・静止している(特に潮止まり時)

・潮の流れが止まると、魚の活動も鈍くなる
・根魚やアオリイカは岩陰や海藻の中でじっとしている
・体力温存や捕食をやめ、警戒モードに入ることも

釣り人から見れば「無反応」でも、魚たちはただ動いていないだけの可能性があります。


② 警戒心が強くなっている

・プレッシャーが高い釣り場では、人の気配や音を感じて警戒する
・濁りが少なく、水が澄みすぎていると、魚が仕掛けに寄らない
・針やハリスの違和感で見切っている場合も

つまり「そこにいるが、食わない(=口を使わない)」状態です。
これは特にフカセ釣りやアオリイカ釣りでよく起こる現象。


③ 他の場所で“エサ場”を回遊中

・一部の魚は潮に合わせて捕食ポイントを移動
・沖の潮目、テトラ際、表層など、「今はそこじゃない」場所にいる可能性
・小魚の群れが移動すると、それを追ってフィッシュイーターも移動

釣れない=ポイントミスの可能性もあるのです。


④ 満腹になって動かない

・直前に大量の撒き餌や自然エサを食べて満腹状態
・アジ・サバなど回遊魚は、1回の捕食でしばらく動かないことも

「エサが悪いんじゃ?」と思っても、実は魚の胃袋がいっぱいなだけかもしれません。


⑤ 活性が低く、アタリが極小になっている

・低水温や急な水温変化で魚の動きが極端に鈍化
・“釣れてない”のではなく“食ってるけど分からない”状況も
・特に冬場や台風後など、アタリが「モゾッ」としか出ないことも多い

これは“ウキが動かないだけで実は触っていた”ケース。
繊細なアタリを取る技術が試される瞬間でもあります。


✅“釣れない時間”にやるべき対応策

状況 対応策
潮が止まっている 潮が動き出すまで我慢 or ポイント移動
魚が警戒している ハリスを細く / ウキを小さく / 動きを抑える
満腹状態が疑われる エサを変えて反射食いを狙う(赤→白・練り餌など)
アタリが極小 道糸を細く / 穂先感度UP / スローな誘いに変更

✅まとめ:「釣れない」=「魚がいない」ではない

釣りにおける「釣れない時間」は、
実は**魚たちの“何らかの行動中”“無反応モード”**であることが多いのです。

ただ漫然と待つのではなく、
「今、海の中で何が起きているのか?」を想像することで、
対処法が見えてきます。

釣りとは、見えない相手との“読み合い”
「釣れない時こそ、上達のチャンス」と考え、次の一手を打ってみましょう。

魚たちの“釣れない時間帯”はどう過ごされている?釣太郎

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