・釣り人の間ではよく言われる「釣れる魚は何度でも釣れる」「釣れない魚は何しても釣れない」という現象。
・実はこれ、ただの感覚ではなく、科学的な仮説によって裏付けられています。
・それが「Martin仮説」。
本記事では、魚の性格と釣果の関係にスポットを当て、釣り人必見の知識をわかりやすく解説します。
◆「Martin仮説」とは?
・1990年代、カナダの研究者Martin氏が提唱した仮説です。
・「一度釣られた魚はその後も再び釣られやすい」
・逆に、**「釣られなかった魚は、今後も釣られにくい傾向がある」**というもの。
つまり、魚にも「釣られやすい性格」と「釣られにくい性格」があるという前提に立っています。
◆魚に“性格”がある?
・「魚に性格なんてあるの?」と思うかもしれません。
・しかし、近年の研究では、魚にも個体ごとの行動パターンや習慣があることが明らかになっています。
たとえば:
・好奇心が強く、餌やルアーにすぐ反応するタイプ
・警戒心が強く、新しいものに手を出さないタイプ
・集団行動を好む魚
・単独で生活する魚
これらは“性格”と呼べるものであり、釣られやすさに直結しています。
◆実験で明らかにされた「Martin仮説」
Martin氏の研究では、次のような手法がとられました。
・閉鎖空間に一定数の魚を放ち、餌付きの釣り針で釣りを実施
・一度釣られた魚をマーキングして再放流
・数週間後に再び釣りを行うと、「以前釣られた魚」が再び釣れる確率が圧倒的に高かった
このことから、
・魚には“学習”の差があるだけでなく、性格の違いが釣果に直結する
・同じ環境でも、釣られる魚は繰り返し釣られやすいという傾向が確認されたのです
◆釣りの現場で実感する「Martin仮説」
釣り人がよく経験するこの仮説の具体例:
・同じポイントで同じ魚が何度も釣れる
・釣れない個体は何度仕掛けを投げても無反応
・「釣り慣れた魚」は仕掛けや餌の違いにも敏感
これはまさにMartin仮説そのものといえる現象です。
◆釣られにくい魚を釣るためには?
この仮説を理解したうえで、釣られにくい個体を狙うには以下の工夫が必要です。
・仕掛けを目立たせすぎない
・ラインの太さや色を変える
・プレッシャーの少ない時間帯を狙う(朝夕マヅメ、夜間)
・ルアーや餌をローテーションさせる
・魚の警戒心を和らげる自然な誘いを意識する
つまり、“臆病な魚”にアプローチする戦略が重要になります。
◆まとめ|釣果を左右するのは魚の「性格」だった!
・「釣れる魚は何度でも釣れる」という実感には、科学的根拠がある
・Martin仮説は、魚にも性格があり、それが釣られやすさに影響することを示しています
・釣れない魚を釣るには、釣り人側の“騙し方の工夫”が必須
魚の行動心理を理解することが、釣果アップの鍵。
次回の釣行では、「この魚はどんな性格だろう?」と想像しながらアプローチしてみてはいかがでしょうか?


