スーパーの鮮魚コーナーや冷凍食品売り場でよく見かける「赤魚(あかうお)」。
煮付け用・焼き魚用・弁当のおかずとして人気ですが……
実はこの「赤魚」、私たちが普段思っているよりも幅広い魚種が含まれています。
今回は、スーパーで売られている赤魚の正体や特徴、安全性、釣り人目線での豆知識まで、徹底的に解説していきます。
ぜひ食卓や釣行の参考にしてください。
赤魚とは?実は総称だった!
まず大前提ですが――
赤魚=特定の1種類の魚ではありません。
一般に「赤魚」として流通しているのは以下のような魚たちです。
・アラスカメヌケ(アメリカ産・カナダ産が中心)
・アカウオ(日本近海のメバル科)
・キンメダイ(高級魚)
・チヒロダイやレンコダイ(国内産の場合)
・ユメカサゴやアコウダイ(深海魚系)
つまり、赤い色をした白身魚の総称として使われています。
そのため、パックに「赤魚」と書かれていても、実際は産地や種類によって魚種が異なるのが普通です。
スーパーでよく使われる「赤魚」の代表例
ここでは、スーパーで特に流通量の多い赤魚の種類を紹介します。
① アラスカメヌケ(Alaska Sebastes)
・原産:北米アラスカ、カナダ沖の冷たい海
・特徴:鮮やかな赤色の大型メバル科
・味わい:クセがなくふっくらした白身、煮付けに最適
・流通形態:冷凍輸入が中心、日本のスーパーで最も多く「赤魚」として売られているのがこれ
② アカウオ(国内メバル科)
・原産:日本近海の水深100~300m前後
・特徴:小~中型の赤いメバル類
・味わい:脂がのり、煮付け・塩焼き・干物に最適
・流通形態:一部国産品や加工品に使用
③ キンメダイ(高級赤魚)
・原産:伊豆沖や千葉、駿河湾など深海域
・特徴:高級魚の代表格、身がしっとりと柔らかい
・味わい:脂が乗った濃厚な旨味
・流通形態:国産高級品、刺身・煮付けで人気
④ その他の赤魚類
・レンコダイ、チダイなど鯛類
・ユメカサゴ、アコウダイなどの深海カサゴ類
・チリ産・ロシア産の冷凍赤魚も一部使用
なぜ赤魚と表記されるの?
スーパーや加工食品で「赤魚」としか書かれていない理由は以下の通りです。
・魚種によって仕入れ先が変わるため
・複数の魚種を使う場合があるため
・消費者にわかりやすく色で分類しているため
・輸入規格上の商標として統一されているため
つまり、あくまで商品名・流通名としての「赤魚」なのです。
日本の法制度上も「赤魚」としての統一基準はありません。
釣り人目線で見る「赤魚」
釣り人にとっての赤魚は、もう少し具体的です。
・沖メバル(アカウオ類) → 日本海や太平洋沖の船釣りで狙える
・アコウダイ → 深海釣りの高級ターゲット
・ユメカサゴ → 南紀沖の深場で釣れる
・キンメダイ → 遠征深海釣りの人気ターゲット
いずれも比較的水深のある場所を狙う釣りになり、初心者より中級者以上向けのターゲットが多いです。
脂の乗った深海赤魚は、自分で釣って食べると絶品です!
赤魚の安全性は?添加物は大丈夫?
「外国産の冷凍赤魚は大丈夫なの?」という疑問も多いですが、以下の点を理解しましょう。
・北米や南米産は資源管理が厳格
・冷凍・流通技術も高水準
・漂白剤や保存料を使う加工品は国の基準をクリアしたもののみ流通
ただし、以下の点は確認推奨です。
・パッケージ裏面の原材料・添加物表示
・塩分量(加工段階で塩漬けされることも)
・賞味期限・保存方法
赤魚のおすすめ料理
赤魚は家庭でも扱いやすく、様々な料理に適しています。
・煮付け(定番!生姜と醤油ベースが最適)
・西京焼き(味噌漬けにして焼く)
・唐揚げ(骨ごと揚げて美味)
・干物(旨味凝縮で保存性もアップ)
・ムニエル(バターソテーで洋風にも)
淡白な白身ながら、ふっくらと脂がのるため年齢問わず人気があります。
まとめ
スーパーの「赤魚」は、実はひとつの魚種ではなく、多くの種類の赤い白身魚の総称です。
・アラスカメヌケが最も多く流通
・国内ではアカウオ・キンメダイなども赤魚に分類
・加工食品ではチリ・ロシア産も含まれる
・釣り人ならアコウダイ・ユメカサゴも「赤魚」ターゲット
名前だけでは正体がわかりにくい赤魚ですが、安全性や美味しさには優れた特徴があります。
次にスーパーで赤魚を見かけたら、ぜひその正体を思い浮かべながら料理を楽しんでください!


