南紀の春から初夏は小サバの季節!毎年「湧く」理由とは?【釣り人必見】

毎年春から初夏にかけて、南紀の防波堤や漁港では大量の小サバが群れを作ります。

「また今年も湧いたな」と感じる釣り人も多いでしょう。

なぜ南紀では毎年この時期に小サバが大量発生するのでしょうか?

今回はその理由をわかりやすく解説します。


① 小サバが湧く=回遊開始の合図

小サバは成魚になると日本各地を回遊するサバの幼魚です。

毎年春先になると、黒潮に乗って南方から日本列島沿岸に接岸してきます。

・黒潮の流入に合わせて回遊開始

・水温が17~20℃に上昇する南紀は、特に接岸のタイミングが早い

・小サバは3月下旬~5月にかけて大量に南紀沿岸部に現れる

つまり、南紀は黒潮の影響を強く受けるため、全国でもいち早く「小サバ湧き」の季節を迎えます。


② 豊富なプランクトンが成長を支える

南紀沿岸では、春になるとプランクトンが爆発的に増えます。

これは黒潮に運ばれた栄養塩と春の陽射し、穏やかな海況が揃うためです。

・小サバの主食は動物プランクトン

・南紀の春の海は小サバの餌場として最高の環境

・群れで接岸→餌を食べる→成長→また沖に出る

この餌の豊富さが「湧いた」と感じるほどの群れを作る最大要因です。


③ 小サバは産卵後すぐに南紀周辺に現れる

サバの親魚は冬から初春にかけて九州南方~南西諸島で産卵します。

孵化した仔魚は、黒潮の支流に乗って北上し、春には南紀沿岸に到達します。

・南紀は黒潮の支流が直接当たる好位置

・仔魚が成長しながら南紀に集結

・サビキ釣りで釣れるサイズ(10~20cm)になるのがちょうど春から初夏

親世代の産卵→黒潮→成長→接岸というサイクルが、毎年繰り返されています。


④ 天敵が少ない「内湾」も小サバが集まる理由

外洋よりも防波堤や湾内に小サバが多いのはなぜでしょうか?

これは捕食者から身を守るための習性によります。

・内湾は潮の流れが穏やかで餌が多い

・大型魚や鳥類などの天敵が少ない

・浅場の漁港内は絶好の成育場所

釣り人にとって「湧いている」ように見えるのは、実はこの逃避行動の結果でもあるのです。


⑤ まとめ:南紀ならではの好条件が毎年の群れを生む

まとめると、南紀地方で小サバが春から初夏に湧く理由は次の通りです。

・黒潮の影響で幼魚の回遊開始が早い

・春のプランクトン豊富な海が餌場になる

・産卵地からの移動ルート上に南紀がある

・内湾・防波堤が安全な成育場になる

つまり、南紀は「小サバにとって理想の幼魚育成エリア」なのです。

この現象は毎年ほぼ確実に見られるため、釣り初心者やファミリーにも人気のサビキ釣りシーズンとなります。


釣り人向けアドバイス

・3月下旬~6月が狙い目

・朝マズメがベストタイム

・サビキ仕掛けは2号~4号程度の小針が有効

・撒き餌はアミエビが定番

釣れた小サバは唐揚げや南蛮漬けにすると絶品。

脂はまだ少ないですが、旬の味わいを楽しめます。

南紀の春は「小サバ祭り」で始まる――まさにそんな季節です!

南紀の春から初夏は小サバの季節!毎年「湧く」理由とは?【釣り人必見】釣太郎

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