磯で見かける、ぬるっとした生き物。
茶色くて動きがゆっくりで、海藻の近くにゴロンといる…。
「これはアメフラシ?それともナマコ?」
「見た目が似てるけど、何が違うの?」
そんな疑問を、初心者の方にも分かりやすく解説します!
一見そっくり?アメフラシとナマコの見た目
| 項目 | アメフラシ | ナマコ |
|---|---|---|
| 見た目 | 丸みがあり、耳のような突起が2本 | きゅうり型、トゲがあるものも |
| 色合い | 茶色や紫がかった地味な色 | 黒、茶、赤、緑など多様 |
| 質感 | ぬるぬるしてやわらかい | やや硬めのゼリー質、弾力がある |
どちらも「ぬるぬるしていて」「ゆっくり動く」ため、間違えられることが多いですが、分類や生態はまったく異なります。
実は全然違う分類!
・アメフラシは貝の仲間(軟体動物)!
・ナマコはウニやヒトデの仲間(棘皮動物)!
| 分類 | アメフラシ | ナマコ |
|---|---|---|
| 動物の分類 | 軟体動物門・腹足綱 | 棘皮動物門・ナマコ綱 |
| 近い仲間 | ウミウシ、巻貝、イカなど | ウニ、ヒトデ |
| 骨格の特徴 | 骨なし(外骨格もない) | 内部に微細な骨片(石灰質) |
食べ物と食べ方の違い
・アメフラシは「草食」で海藻を食べる。
口にある「歯舌(しぜつ)」というヤスリ状の器官で海藻を削り取って食べます。
・ナマコは「デトリタス食」または「フィルター食」。
砂や泥ごと飲み込み、有機物を消化して砂だけ出します。まさに海のお掃除屋さん!
驚いたときの反応も違う!
・アメフラシは紫色のインクを出す!
敵から身を守るために、においと色で撹乱する「紫色の液体」を体から出します。
・ナマコは内臓を吐き出す!?
一部のナマコは攻撃されると、自らの内臓を外に出して敵を混乱させます(後で再生します!)。
人との関わりと注意点
| 項目 | アメフラシ | ナマコ |
|---|---|---|
| 毒性 | 基本的に無毒、触っても大丈夫 | 一部に毒成分を含む種もあり注意 |
| 食用 | 基本的に食用ではない | 食用ナマコあり(中華料理など) |
| 触ってOK? | そっと触るのはOK。紫インクに注意 | 優しく扱えばOK。内臓を出させないように |
磯で見分けるポイントまとめ
| 判断ポイント | 見分け方 |
|---|---|
| 頭に耳のような突起 | → アメフラシ |
| トゲトゲの肌 | → ナマコ |
| 動きが粘液的でのっそり | → アメフラシ |
| 砂の上にいる&形がきゅうり | → ナマコ |
まとめ:アメフラシとナマコは見た目は似ていても中身は別物!
| 比較項目 | アメフラシ | ナマコ |
|---|---|---|
| 分類 | 軟体動物(貝やイカの仲間) | 棘皮動物(ウニ・ヒトデの仲間) |
| 食性 | 草食(海藻) | デトリタス食・濾過食 |
| 防御手段 | 紫色の液体を出す | 内臓を吐き出す |
| 食用価値 | 基本なし | 一部は高級食材 |
最後に:観察する時のマナー
・素手で触る際は手をよく洗いましょう
・生き物にはストレスがかかるので長時間持たないように
・観察後は元の場所にそっと戻しましょう


