「冷凍アジでは釣れない」と思っていませんか?
アオリイカ釣りにおいて、活アジは確かに王道のエサ。
しかし、**春先や秋の小尾年(しょうびどし)**には、活きアジの流通が不安定になることもあります。
そんなとき、多くの釣り人が選択肢に入れるのが「冷凍アジ」。
一見すると活アジに劣るように思われがちですが、実は使い方次第で遜色ない成果を出すことができるのです。
今回は、アオリイカが弱った魚を好む生態と、冷凍アジを活かす釣り方のコツを、わかりやすく解説します。
■アオリイカは“弱った獲物”を狙うハンター
アオリイカは視力に優れた捕食者である一方、**「無駄なエネルギーを使わない賢いハンター」**でもあります。
特に春や秋の産卵期・荒食い期には、以下のような傾向が強くなります。
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泳ぎの鈍いアジや傷んだ魚に反応しやすい
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群れから離れた単体の魚を狙う
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捕食にかかる時間とリスクを最小限に抑えようとする
つまり、弱ったり動きが鈍いエサほど、アオリイカにとっては“好都合”なのです。
これは、まさに「冷凍アジ」が持つ最大の武器といえます。
■冷凍アジでも釣れる理由とは?
冷凍アジは、次のような理由で十分に釣果が見込めるエサです。
1.“死にエサ”が自然に漂う
海中で冷凍アジを漂わせると、あたかも「弱った魚」がふらふらと泳いでいるように見せることができます。
アオリイカにとっては「動く的より、捕まえやすい的」の方が魅力的です。
2.臭いが強く、アピール力が高い
冷凍アジは、解凍とともに体液や油が染み出します。
この“匂いの広がり”が水中でのアピール力となり、アオリイカを引き寄せる効果を発揮します。
3.コストが安く、数を用意しやすい
活アジが1尾100〜200円するのに対し、冷凍アジは数匹で数百円。
練習や家族連れの釣行でも安心して使える、コスパの良さも魅力です。
■冷凍アジで釣果を出す使い方のコツ
1.自然な姿勢で沈める
冷凍アジは不自然に横倒しになりやすいため、ウキ釣りや胴付き仕掛けで頭上がりの姿勢を意識しましょう。
「尻下がり」に沈めることで、アオリイカが狙いやすい体勢になります。
2.針打ちは中心にまっすぐ
ヤエン釣りで使う場合、アジの背骨に沿って針をまっすぐ通すことで、冷凍でも引っかかりがよくなり、ばれにくくなります。
3.こまめに交換して鮮度を保つ
冷凍アジは時間とともに崩れやすく、目が白濁してくるため、30分〜1時間ごとの交換が理想。
「鮮度感」を保つことで、イカの反応が格段に変わります。
■活アジと冷凍アジの使い分け例
| 条件 | 活アジが有利 | 冷凍アジが有利 |
|---|---|---|
| 朝マヅメや夕マヅメの回遊時 | ◎ 高活性のイカに有効 | △ 誘いが必要 |
| 潮の動きが速い場所 | ◎ 泳ぎで耐える | △ 沈みやすい |
| 藻場や根周りの攻め | △ 根掛かりリスク高 | ◎ ピンポイント投入可 |
| アオリイカがスレ気味 | △ 警戒されやすい | ◎ 漂わせで自然な演出 |
■冷凍アジを使う釣り人が増えている理由
とくに近年では、以下のような理由から冷凍アジ派の釣り人が増加中です。
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活アジが品薄になりがちな春・秋の端境期
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アオリイカの活性が低く、動きに頼れない状況
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離島や遠征先で活アジの持ち込みが難しいケース
そのため、釣り具店やエサ屋でも「冷凍アジ専用ヤエン仕掛け」や「冷凍対応針」なども販売されるようになってきました。
■まとめ:冷凍アジは“使い手次第”で活アジに匹敵する武器になる!
冷凍アジは、ただの「代用品」ではありません。
アオリイカの習性を理解したうえで使えば、活アジ以上の効果を発揮する場面もあるのです。
・弱った魚を好むアオリイカにマッチした自然な動き
・強い匂いと安定供給という実用性
・そしてコストパフォーマンスの高さ
これらを活かせば、釣果アップに直結すること間違いなしです。
活アジが手に入らないときは、ぜひ「冷凍アジ」にも自信を持ってチャレンジしてみてください。


