釣りといえば「早朝が勝負」
そんなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?
確かに、朝マズメ(明け方の薄暗い時間帯)は魚の活性が高まる時間として有名です。
でもそれって、本当に「いつでも・どこでも・どんな魚にも」当てはまるのでしょうか?
今回は、釣り人の間で常識とされる「早朝が一番釣れる説」に真正面から疑問を投げかけます。
その裏にあるメカニズムと、例外となるパターンについても、詳しく解説していきます。
■ なぜ「早朝=釣れる」と言われているのか?
・魚の活性が上がる「朝マズメ」
朝日が昇る直前から日の出後1時間程度までを「朝マズメ」と呼びます。
この時間帯は、夜間に活動していた魚が餌を求めて活発になる傾向があります。
潮の動きも重なれば、捕食スイッチが入りやすく、ルアーにも餌にも高反応。
釣果が上がる時間帯であることは、確かに事実です。
・人間の生活リズムに合わせやすい
また、「朝から釣って昼には帰宅」というスケジュールは家族にも理解されやすく、
釣り人のライフスタイルとしても都合が良いため「早朝釣行」が定着している背景があります。
■ でも本当に「早朝だけ」が釣れるのか?【3つの疑問】
① 魚の種類によって「活性のピーク」は違う
たとえば:
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アオリイカ → 夕マズメから夜に活性が高い個体が多い
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根魚(ガシラ、ソイなど) → 日中でも潮が動けば普通に釣れる
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青物(ブリ・カンパチ) → 潮通しとベイト次第で昼間でも爆釣あり
魚にはそれぞれ活動時間の個体差や捕食スタイルがあるため、
「早朝が一番釣れる」とは限りません。
② 潮の動き・天候・水温の方が重要
潮止まりでは、早朝でも釣果が極端に落ちることがあります。
逆に、昼間でも**「上げ三分〜下げ三分」**のような潮が動く時間はチャンス。
また、水温の安定している午後の方が良い場合もあり、
「時間帯」より「条件」の方が釣果に影響することも多いのです。
③ 季節によっても釣れる時間帯は変化する
夏場:水温上昇で魚が朝しか動かないこともある
冬場:逆に水温が安定する日中の方が釣れるパターンも多い
つまり「早朝=釣れる」というのは、季節要因にも左右される一面を持つのです。
■ 「早朝釣行」に頼らない!釣果アップのための3つの視点
・狙う魚の習性を知る
ターゲットとなる魚が「何時に、どこで、どんな餌を食べるのか」
これを調べるだけで、釣行時間をもっと柔軟に組めるようになります。
・潮と天気を読む
風向き・潮の干満・気圧の変化など、魚の活性を左右する要素は多数。
「時間帯」より「状況」に注目した方が、意外な好釣果を得られることもあります。
・混雑を避けられる「裏時間帯」を活用する
朝マズメは釣り場が混雑する時間帯でもあります。
人が少ない「10時~15時」の日中に、のびのび釣りを楽しむのもひとつの戦略です。
■ まとめ|「早朝が一番釣れる」は、あくまで“傾向”にすぎない
「早朝が釣れる」というのは、あくまで多くの魚に共通する傾向。
しかし、魚種・季節・潮・天候によっては、例外も数多く存在します。
固定観念にとらわれず、ターゲットや状況に合わせて釣行時間を選ぶことで、
もっと自由で、もっと釣れる釣りができるようになります。
あなたの釣りが「朝だけじゃない」可能性に満ちたものになりますように!


