■はじめに
釣ってきた魚、スーパーで買った魚――
「とりあえず冷蔵庫に入れておけば大丈夫」って思っていませんか?
実は、その保存方法が原因で食中毒になるケースは少なくありません。
特に5月以降の暖かい時期〜夏場にかけては、
ほんの数時間の保存ミスが菌の増殖や腐敗を引き起こします。
今回は、魚のNG保存法とその理由、正しい冷却と保管の方法を徹底解説します。
■やってしまいがちな「魚のNG保存法」5選
① 氷だけで魚を冷やす(真水氷)
・真水氷は魚の表面をふやかし、細胞を壊す
・さらに浸透圧の違いで水っぽくなり、菌も増えやすい
→ 海水氷で冷やすのが正解!
② 内臓を取らずに放置
・魚の内臓には雑菌・酵素・腐敗の原因物質が集中
・そのまま放置すると内側から腐敗が進む
→ 必ず血抜き+内臓処理を早めに行うこと
③ 冷蔵庫に入れるのが遅い(常温放置)
・気温20℃を超えると菌が20分ごとに倍増
・たった1時間の放置で数千倍に菌が増えることも
→ 氷締め→早めの冷蔵が必須!
④ ラップで密閉して冷蔵するだけ
・酸素がない環境でも増える菌(例:腸炎ビブリオ、ウェルシュ菌)あり
・水分やドリップがこもって逆に腐敗スピードが加速
→ 水分を拭き、キッチンペーパー+ラップ+トレーで保存!
⑤ 冷凍した魚を常温で解凍
・自然解凍中に表面温度が上がり、菌が繁殖しやすくなる
・再冷凍で味も食感も劣化
→ 解凍は冷蔵庫 or 氷水解凍が基本!
■なぜ保存法の違いで「食中毒」が起こるのか?
✔ 食中毒菌は目に見えない
・臭いも見た目も変わらないまま体内で発症するケースが多い
✔ 魚は菌の宝庫になりやすい
・表面、エラ、内臓に海水由来の菌が多く付着している
・加熱しない「刺身・寿司」は特にリスク大!
✔ 保存温度が少し違うだけで、菌の増殖スピードは倍以上
・特に5月~9月は危険ゾーン(気温・湿度ともに上昇)
■正しい魚の保存方法チェックリスト
✅ 活締め・血抜き → できるだけ早く!
✅ 海水氷で冷却 → 真水氷は避ける
✅ なるべく早く内臓処理
✅ キッチンペーパーで水分を拭き、ラップ保存
✅ 冷蔵なら2日以内、冷凍なら1ヶ月以内を目安に
✅ 解凍は冷蔵庫か氷水で
■まとめ|魚の保存は「冷やす・拭く・すぐ処理」が鉄則!
・魚は傷みやすく、菌が繁殖しやすい食材です
・たった1つの保存ミスが、食中毒・下痢・嘔吐の引き金になります
✅ 海水氷で包み込むように冷やす
✅ 内臓・血を早く抜く
✅ 常温に置かない・早めに食べきる
この基本を守れば、
釣り魚もスーパーの魚も、安全で美味しく楽しめます。


