「梅雨グレは寒グレの1割のテクニックで釣れる」ってホント?その理由を徹底解説!【フカセ釣り入門】

グレ釣りの世界でよく耳にするフレーズがあります。それは、「梅雨グレは寒グレの1割の

テクニックで釣れる」。

寒の時期に磯へ通い詰め、繊細なアタリを取るために心血を注いだアングラーほど、

「まさにその通り!」と頷くのではないでしょうか。

では、なぜ同じグレなのに、梅雨時期になると難易度がグッと下がると言われるのでしょうか?

今回は、この「1割のテクニックで釣れる」と言われる梅雨グレの秘密に迫ります。

これからグレ釣りを始めたい方や、寒グレの洗礼を受けて心が折れかけている方も、

ぜひこの記事を読んで梅雨グレに挑戦するモチベーションにしてくださいね!

そもそも「寒グレ」釣りが難しい理由

梅雨グレがなぜ簡単なのかを知る前に、まずは対極にある「寒グレ」釣りがなぜ難しいのかを理解しておきましょう。

冬場のグレ(寒グレ)釣りは、以下のような理由で非常に高度なテクニックが要求されます。

  1. 低水温による食欲の低下: 冬は水温が低く、グレの活性が全体的に落ちます。エサを活発に追わず、目の前に流れてきたものを「ついばむ」ような弱いアタリが多くなります。
  2. 澄み潮による警戒心: 冬場は海水が澄んでいることが多く、グレから釣り人や仕掛けが見えやすくなります。ハリスの太さやウキの不自然な動きに非常に敏感になり、少しでも違和感があるとすぐにエサを見切ります。
  3. タナが深い傾向: 低水温期はグレが深場に落ちることが多く、狙うタナが深くなります。深いタナでの繊細なアタリを取るのは至難の業です。
  4. 厳しい自然条件: 冬の磯は強い風や波が伴うことが多く、ラインメンディングやウキのコントロールが非常に困難になります。

これらの理由から、寒グレを釣り上げるには、繊細なアタリを見抜く集中力、完璧な潮読みと仕掛け操作、そして極限の集中力が求められるのです。

だからこそ、「寒グレを制する者はグレ釣りを制する」と言われるわけですね。

梅雨グレが「1割のテクニック」で釣れる理由

では、本題です。なぜ梅雨時期になると、同じグレが「1割のテクニック」で釣れるほど簡単になるのでしょうか?

そこには、グレの生態や環境の変化が大きく関わっています。

主な理由は以下の通りです。

  1. 産卵期前の荒食い: 梅雨時期は、グレが産卵を控えて体力をつけるために積極的にエサを食べ始める「荒食い」の時期にあたります。お腹には卵や白子を抱えており、普段以上にエサを求めるため、比較的簡単にハリに掛かってくれます。
  2. 適水温と高活性: 水温が上昇し、グレにとって快適な水温帯になります。これによりグレの活性が高まり、エサに対する反応が格段に良くなります。
  3. 濁りや雨による警戒心の低下: 梅雨時期の雨や、それによる若干の濁りは、グレから釣り人や仕掛けを見えにくくします。これによりグレの警戒心が薄れ、大胆にエサを追うようになります。ハリスの太さも、寒グレほど気にしない傾向があります。
  4. 浅いタナでのヒット: 産卵を意識した大型のグレが、磯際や波止のキワといった普段は警戒して近寄らない浅いタナまで浮いてくることが多くなります。浅いタナは仕掛けのなじみも早く、アタリも明確に出やすいため、初心者でもアタリを取りやすくなります。
  5. エサの豊富さ: 梅雨時期はプランクトンなどが豊富になり、グレの食欲をさらに刺激します。

つまり、梅雨時期のグレは「食欲旺盛で、あまり警戒せず、比較的浅いところにいる」という、釣り人にとって非常に都合の良い状態になるのです。

寒グレのように、見えないウキのフワッとした動きで「今、食んだか…?」と悩む必要はありません。

ウキが勢いよく引き込まれたり、穂先がグッと入ったりと、初心者でも分かりやすい明確なアタリが多くなります。

これが、「梅雨グレは寒グレの1割のテクニックで釣れる」と言われる所以です。

もちろん、全くテクニックが不要というわけではありませんが、寒グレで要求されるような極限の繊細さや精度は、梅雨グレ相手ならそこまで求められないケースが多い、ということです。

ただし、梅雨グレにも難しさはある?

「なーんだ、じゃあ梅雨グレって簡単なんだ!」と思った皆さん、ちょっと待ってください。釣りには「絶対」はありません。

梅雨グレも、日によっては食い渋ることもありますし、産卵直後で食欲が落ちるタイミングに当たることもあります(いわゆる「っこ抜け」)。

また、梅雨の大雨による急激な水温変化や濁り過ぎが、逆に食いを落とすこともあります。

しかし、全体的な傾向として、そして良型のチャンスという点では、梅雨グレが寒グレよりもアプローチしやすく、結果が出やすいのは間違いありません。

まとめ|梅雨グレは「始めやすさ」と「チャンス」の塊!

「梅雨グレは寒グレの1割のテクニックで釣れる」と言われる理由は、グレの活性が高まること、警戒心が薄れること、そして浅いタナで狙えるチャンスが増えることにあると解説しました。

これは、グレ釣りに興味がある初心者の方にとって、まさに絶好のチャンスシーズンが梅雨であることを意味します。

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