春の陽気がどんどん増してくる5月中旬。
釣り場でも汗ばむような気温になり、「魚が傷みやすくなった」と感じる方も多いのではないでしょうか?
そんな時期に釣り人が最も気を付けたいのが「釣った魚の冷却方法」。
じつは、5月以降はこれまで主流だった真水の氷では不十分な場面も増えてきます。
そこで登場するのが「海水氷(かいすいごおり)」。
この記事では、5月中旬から“海水氷”を選ぶべき理由を、釣り人目線でわかりやすく解説します。
■ 気温20℃超え=魚が傷みやすい季節に突入!
5月といえばまだ春の印象が強いかもしれませんが、実際の釣り場では気温25℃近くになる日も多くなります。
この時期から魚の劣化スピードが一気に上がり、こんな問題が起こりがちです。
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クーラーの中の氷がすぐに溶ける
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魚の表面がふやけて雑菌が繁殖
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内臓や血合いから異臭が出る
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せっかくの釣果が“食べられない”状態に
その原因のひとつが、**冷却に使う「氷の種類」**です。
■ 真水氷では魚を守りきれない理由
多くの釣り人が使用するのが、コンビニや家庭の冷凍庫で作った「真水の氷」。
しかし真水氷には、魚にとって意外な弱点があります。
● 浸透圧の違いで細胞が壊れる
真水に直接魚を入れると、体表の細胞が浸透圧の影響で膨張・破裂しやすくなります。
この状態は、細菌が侵入しやすく、劣化が進む温床となります。
● 溶けやすく、冷却持続力が短い
真水は0℃で溶け始めるため、気温が上がればすぐに水に戻ってしまい、冷却が長続きしません。
■ 海水氷とは?5月以降に最適な理由
海水氷とは、海水をそのまま凍らせた氷。
プロの漁師や魚市場でも使用される、信頼性の高い冷却方法です。
5月中旬からこの海水氷がおすすめされる理由は、以下の通りです。
① 浸透圧が魚にやさしく、細胞を守れる
海水の塩分濃度は約3.5%。
これは魚の体液と非常に近く、細胞へのダメージがほとんどありません。
そのため、魚がふやけたり、雑菌が侵入するリスクが大きく軽減されます。
② 冷却持続時間が長く、-1℃前後をキープ
海水氷は、塩分の影響で0℃以下(-1〜-2℃)で冷却が持続。
真水よりも溶けにくく、5月のような初夏の気温でも魚をしっかり冷やし続けられます。
③ 魚の見た目・味をキープしやすい
表面が締まり、色変わりやドリップも抑えられるのが海水氷の特長。
釣ったそのままの鮮やかな色を保ち、刺身や干物にした時も味に差が出ます。
■ 海水氷の使い方|現場での実践例
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クーラーボックスに海水氷+少量の海水を入れる
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活締め・血抜き後、すぐに浸けて冷却開始
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持ち帰るまで魚全体をしっかり冷却状態に維持
これだけで、見た目も味も“店レベル”の保存が可能になります。右する!
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5月中旬以降は気温上昇&雑菌繁殖のリスク増大
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真水氷では魚がふやけて劣化しやすい
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海水氷は浸透圧・温度・殺菌面で優秀な冷却方法
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魚の“価値”を守るなら、5月から海水氷が必須!
釣りの楽しみは「釣ったあと」にも続きます。
ぜひ次の釣行からは、“冷やし方”にもこだわってみてください。
5月から始まる本格的な釣りシーズンを、海水氷という秘密兵器で万全の体制にしましょう!


