◆ カツオとハガツオは別種の魚!
・カツオ(鰹)とハガツオ(歯鰹)は、名前や見た目が似ていますが、生物学的にも食味的にも明確に異なる魚種です。
| 項目 | カツオ(鰹) | ハガツオ(歯鰹) |
|---|---|---|
| 学名 | Katsuwonus pelamis | Sarda orientalis |
| 分類 | サバ科カツオ属 | サバ科サワラ属 |
| 主な分布 | 世界中の温暖海域 | 西太平洋・インド洋など |
| 体長 | 40〜60cm(最大80cm以上) | 40〜60cm(最大70cm前後) |
| 味わい | 赤身中心・さっぱり濃厚 | 白身に近く上品な甘み |
| 脂乗り | 時期によって大きく変動 | 一年を通して脂が安定 |
◆ 見た目で見分ける5つのポイント
① 体側の模様
・カツオ:**お腹側に縞模様(黒いバチ状の横縞)**がある
・ハガツオ:体側に青白く光る波状の横縞が背中から側面にかけて入る(腹には模様なし)
② 歯の形状
・カツオ:比較的細かく、あまり目立たない
・ハガツオ:サワラのように鋭く目立つ歯がある(=“歯”ガツオ)
③ 体型の違い
・カツオ:体高があり、ややずんぐりした形
・ハガツオ:流線型で細身、スマートな印象
④ 尾の付け根(くびれ)
・ハガツオは尾にかけて急に細くなるくびれが特徴的
・カツオはそこまで細くならない
⑤ 背ビレの形
・カツオ:背ビレがやや長く、丸みがある
・ハガツオ:背ビレが尖っており、やや鋭角
◆ 食味の違いは?どっちがうまい?
【カツオ】
・赤身中心のさっぱりした旨味
・初ガツオ(春)と戻りガツオ(秋)で味が大きく変わる
・刺身・タタキ・なまり節・漬けなど万能で、日本食の定番
【ハガツオ】
・白っぽい赤身で、モチモチ食感と甘みが特徴的
・脂の乗りは安定しており、刺身はとろけるような味わい
・鮮度劣化が早く、**市場にはあまり流通しない“幻の魚”**とも呼ばれる
◆ 釣り人にとっての違いと扱い方
・カツオ:ナブラ撃ち・ジギング・一本釣りなど幅広い釣法で狙える人気ターゲット。引きが強くゲーム性も◎。
・ハガツオ:ショア・オフショア問わず狙えるが、サゴシやスマとの見間違いが多いため注意。歯が鋭いためリーダー必須。
◆ まとめ:カツオとハガツオは「模様・歯・味」で見分けよう!
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お腹に縞→カツオ / 背に青い縞→ハガツオ
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歯が鋭いのがハガツオ(名前の由来)
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ハガツオは脂が安定し、白身寄りのとろける美味しさ
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カツオは季節で味の変化が大きく、漁獲量も豊富
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釣って嬉しい、食べて美味い、でも見分けには要注意!


