日本近海の魚、増える・減る・絶滅の可能性【釣り人必見】
● はじめに
地球温暖化や海洋環境の変化により、日本近海の魚分布は急速に変わりつつあります。
これから数年、数十年先を見据えたとき、
「今までよく釣れていた魚が釣れなくなる」
「南の魚が日本で釣れるようになる」
そんな変化が現実になると予想されています。
今回は、釣り人目線で
・増える魚
・減る魚
・絶滅が心配される魚
を、わかりやすくまとめました。
● これから釣れる魚「増えていく」と思われる魚
温暖化で黒潮が北上傾向にあるため、南方系の魚が本州でも釣れるようになっています。
✅ シイラ(マヒマヒ)
・南方系の回遊魚
・かつては九州〜四国が中心だったが、今では関東〜新潟沖でも釣果報告が増加中
・夏のオフショアで大人気ターゲットに
✅ カスミアジ・オニヒラアジ
・かつては沖縄・奄美での釣魚
・和歌山や紀伊水道でも釣れる事例が増加
・体高がありファイトが強く、ルアーマンに人気上昇中
✅ ソウシハギ・ハギ類
・暖水域の代表魚
・温暖化により東海〜関東以北でも確認されている
・ただし毒性を持つ種類もあるため食用注意
✅ キツネフエフキ・バラフエダイ
・南方性で、和歌山や高知の地磯でも記録あり
・一部では「磯の新ターゲット」として注目されている
● 「減っていく」と思われる魚種
水温の上昇により、本来冷たい海を好む魚種が南では減少傾向です。
✅ イサキ
・20度以下の水温を好む魚
・紀伊半島や瀬戸内では年々サイズ・数ともに減少傾向
・高水温の初夏には産卵タイミングもずれやすい
✅ ガシラ(カサゴ)
・岩礁帯の根魚で、定住性が強い
・近年、アカハタやオオモンハタに生息域を奪われがち
・稚魚の生残率も気温の影響で低下することがある
✅ キス(シロギス)
・水質変化や海底環境の悪化、沿岸開発・埋立てにより生息地が縮小
・釣りやすさとは裏腹に、「釣れない場所が増えた」との声も多数
● 「絶滅リスク」が高まる魚たち
環境破壊・乱獲・産卵場の減少によって、絶滅危惧種に指定される魚も増えています。
⚠️ クエ(モロコ)
・大型の高級魚
・成長が非常に遅く、産卵できるまで10年以上かかる
・乱獲により個体数減少中
⚠️ アカメ
・四万十川や高知の汽水域に限定されるレア魚
・開発による汽水域の破壊で、生息地が年々減少
⚠️ メガマウス・リュウグウノツカイなどの深海魚
・温暖化で深海の環境も変わりつつあり、定期的な打ち上げ・死骸の漂着が増加
・海底の栄養バランス崩壊が懸念されている
● 釣り人ができること
魚の変化を見極めていくことも釣りの一部です。
以下のような心がけが、釣りを未来へとつなげます。
✅ 持ち帰る魚は必要な分だけにする
✅ 小型魚や抱卵個体はできる限りリリース
✅ 情報発信・SNSでの拡散は正しい知識とともに
● まとめ
これからの釣りは、変化を受け入れ、楽しむ知識と柔軟性が求められます。
・温暖化で南方系の魚が本州でも釣れる時代に
・冷水を好む魚は数が減り、釣りづらくなる可能性
・希少種は保護意識がなければ絶滅リスクも
「今しか釣れない魚」よりも、「未来にも釣れる魚」へ。
そんな視点が、これからの釣り人にとって重要なキーワードです。


