サビキ釣りでよくある「アジの尾びれに仕掛けが絡む」現象について解説します。
これは初心者の方だけでなく、経験者でも悩まされることのある、サビキ釣り「あるある」 な光景です。
サビキ釣りでアジの尾びれに仕掛けが絡む理由
画像の解説にもあるように、主な原因はアジの体にある**「ゼイゴ」**と呼ばれるトゲ状の鱗です。
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ゼイゴの存在: アジの体側、特に尾びれに近い部分に一列に並んだ硬くて鋭い鱗がゼイゴです。これはアジにとって身を守るための役割がありますが、サビキ仕掛けにとっては厄介な存在となります。
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アジの動き: サビキ仕掛けにアジが食いつき、暴れたり回転したりする際に、このゼイゴに細いサビキのハリス(針と幹糸をつなぐ糸)や幹糸が引っかかりやすいのです。
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仕掛けの落下速度: サビキ仕掛けを投入する際、または魚が掛かって巻き上げる際に、仕掛けがたるんでいたり、風や潮の流れで不安定になっていると、アジの体に絡みやすくなります。
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針の数が多い: サビキ仕掛けは複数の針が付いているため、絡まるリスクが高まります。特に、アジが群れている時など、複数の針に同時にアタリがあると、さらに絡みやすくなります。
尾びれに仕掛けが絡むとどうなる?
- 魚が外れやすい: 仕掛けが絡まると、針がしっかりと魚体に掛かっていないことが多く、巻き上げ途中でバレてしまう可能性が高くなります。
- 仕掛けが傷つく: 無理に絡まった仕掛けをほどこうとすると、ハリスが切れたり、ヨレたりして仕掛けが傷んでしまいます。
- 手返しが悪くなる: 仕掛けの絡みを直すのに時間がかかり、釣りの効率が大きく低下します。
尾びれへの絡みを防ぐための対策
完全に防ぐことは難しいですが、いくつかの対策で絡まる頻度を減らすことができます。
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仕掛けの投入・回収をスムーズに行う:
- 仕掛けを投入する際は、サミング(リールのスプールを指で軽く押さえる)をしながら、スムーズに落とすように心がけましょう。
- 回収時も、たるませないように一定の速度で巻き上げることが大切です。
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適切なオモリの選択:
- 潮の流れや風の強さに合った適切な重さのオモリを使用することで、仕掛けの安定性を高め、絡みにくくします。
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ハリスが短い仕掛けを選ぶ:
- ハリスが長い仕掛けは、アジが暴れた際に絡みやすくなる傾向があります。初心者の方は、比較的ハリスが短い仕掛けを選ぶのも一つの方法です。
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針数を減らす:
- 慣れないうちは、針数が少ないサビキ仕掛けから始めるのも良いでしょう。針数が少ないほど、絡まるリスクは減ります。
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丁寧なやり取り:
- アジが掛かったら、慌てずにゆっくりと巻き上げるように心がけましょう。無理に引っ張ると、さらに絡まる可能性が高まります。
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絡まったら無理に引っ張らない:
- もし仕掛けが絡まってしまった場合は、無理に引っ張らずに、落ち着いて丁寧にほどくようにしましょう。ハリスが切れてしまう原因になります。
まとめ
サビキ釣りでアジの尾びれに仕掛けが絡むのは、アジの持つゼイゴと、釣り中の様々な要因が重なって起こる現象です。
完全に防ぐことは難しいですが、上記の対策を意識することで、絡まる頻度を減らし、より快適にサビキ釣りを楽しむことができるでしょう。
焦らず、一つ一つの動作を丁寧に行うことが、釣果アップにも繋がります。


