海水魚の体内の塩分濃度は、種類によって異なります。

一般的に、海水魚の体液の塩分濃度は約1.0〜1.2%程度とされています。

これは、外の海水(約3.5%)よりもかなり低い濃度です。

そのため、海水魚は常に体から水が出ていき、塩分が体に入ってくる圧力(浸透圧)にさらされています。

  • 回遊魚(ブリ、カツオ、マグロなど):

    • 体液の塩分濃度:約 1.0% 前後
    • 活発なエネルギー消費による積極的な塩分排出能力が高いため、比較的低い範囲に保たれていると考えられます。
  • 定住魚(カサゴ、メバルなど):

    • 体液の塩分濃度:約 1.0% 〜 1.2% 程度
    • 回遊魚に比べると運動量が少ないため、塩分調整はやや緩やかですが、それでも海水より低い濃度を維持しています。
  • 幼魚期は汽水域で育つ魚(スズキ、ボラなど):

    • 体液の塩分濃度:淡水に近い低い濃度(0.1%以下の場合も)から海水に近い高い濃度(3%以上の場合も)まで変動
    • 汽水域という塩分濃度の大きく変化する環境に適応するため、成長段階や環境によって体液の塩分濃度を大きく変化させる能力を持ちます。成魚になると、より海水に近い濃度で安定する傾向があります。
  • サメやエイの仲間:

    • 体液の塩分濃度:約 3% 〜 3.5% 程度
    • 尿素やトリメチルアミンオキシド(TMAO)を体内に高濃度で保持することで、体液の浸透圧を海水とほぼ同じにしています。これは、単純な塩分濃度だけでなく、これらの有機物の濃度も浸透圧に影響を与えるため、他の硬骨魚とは異なるメカニズムです。

重要な注意点:

これらの数値はあくまで一般的な傾向を示すものであり、具体的な魚種や個体によって差があります。

特に汽水域で育つ魚は、生育段階や環境によって体液の塩分濃度が大きく変動します。

サメやエイの仲間は、浸透圧の調整メカニズムが他の海水魚と異なるため、単純な塩分濃度だけで

比較することはできません。

海水魚と言っても、塩分濃度は様々で異なる。釣太郎

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