〜 上物釣りなのに海底魚のチヌが釣れるのはなぜ? 〜
南紀でフカセ釣りをしていると、本命のグレを狙っているはずなのにチヌ(クロダイ)がヒットする ことがある。
グレは**中層を泳ぐ上物(うわもの)のターゲット、
一方、チヌは海底を回遊する底物(そこもの)**に分類されることが多い。
「上物釣りなのに、なぜ底物のチヌが釣れるのか?」
この疑問には、チヌの習性とフカセ釣りの特性が関係している。
今回は 南紀のフカセ釣りでチヌが釣れる理由 を詳しく解説する。
① チヌは本当に「底物」なのか?
● チヌは中層まで浮いてくることがある!
- 一般的にチヌは 底を意識した回遊が多い 魚だが、
エサが流れてくると、中層や表層まで浮上する習性がある。 - 特に オキアミや配合エサを撒くフカセ釣りでは、チヌがエサを追って上層へ上がることが多い。
実際、フカセ釣りで釣れるチヌのほとんどは中層でヒットしている。
「チヌは底物だからフカセでは釣れない」というのは誤解 で、
エサを追うときは積極的に中層へ浮いてくる魚 なのだ。
② チヌがフカセ釣りのグレ狙いで釣れる理由
● 理由①:チヌもオキアミを好む
- 南紀のフカセ釣りでは、主に オキアミや配合エサ(集魚剤)を使う。
- チヌは 動物食(甲殻類、貝類)と植物食(藻類)の両方を食べる雑食性 で、
オキアミが流れてくれば積極的に捕食する。
そのため、グレ狙いの仕掛けにも チヌが食いつくことがある。
● 理由②:フカセ釣りのコマセ(撒き餌)で中層に浮く
- フカセ釣りでは、撒き餌(コマセ)を打ち続けることで魚を寄せる。
- 普段は底を回遊しているチヌも、撒き餌の煙幕に反応して上層へ浮上することがある。
特に 水温が高い時期(春〜秋)は、チヌが積極的に浮いてくる傾向がある。
冬場の低水温期は底に張り付きやすくなるため、フカセでのヒット率はやや下がる。
● 理由③:南紀の磯場はチヌとグレの生息エリアが重なる
- 南紀の磯場には、グレとチヌが混在するエリアが多い。
- グレが多い 外洋に面した潮通しの良い磯 にも、
チヌは水深のある沈み瀬周辺や、磯際の岩場に潜んでいることが多い。 - そのため、グレ釣りをしている最中にチヌが釣れることがある。
● 理由④:チヌはグレよりもエサを拾うのが上手い
- グレは 流れてくるエサを瞬間的に食べる 傾向が強いが、
チヌはゆっくりとエサを見極めながら拾い食いする。 - そのため、潮が緩んでグレの活性が落ちたときに、チヌがヒットしやすくなる。
③ どんなときにチヌが釣れやすい?
| 条件 | チヌが釣れやすい理由 |
|---|---|
| 水温が高い(春〜秋) | チヌが活発になり、中層まで浮いてくる |
| 潮が緩い(流れが弱い) | グレの活性が落ち、チヌがゆっくりエサを拾う |
| コマセを多めに撒く | エサにつられてチヌが中層まで浮く |
| 磯際を狙う | チヌは磯際や沈み瀬に隠れていることが多い |
| エサ取りが多い | チヌはエサ取りの隙間を縫ってオキアミを拾う |
④ まとめ:南紀のグレ釣りでチヌが釣れるのは自然なこと!
南紀の磯でグレ釣りをしていると チヌがヒットすることは珍しくない。
「上物釣りなのに底物のチヌが釣れるのはおかしい?」と感じるかもしれないが、
実際にはチヌもフカセ釣りのコマセに反応して浮いてくるため、グレ狙いの仕掛けでもヒットする。
特に 水温が高い時期(春〜秋)や潮が緩いとき には、チヌが中層でエサを拾うことが多くなる。
釣り人にとってのメリットは?
- チヌも食べて美味しいターゲットなので、外道扱いするのはもったいない!
- グレが釣れない時間帯でも、チヌが釣れる可能性があるので釣果アップにつながる!
- チヌがいるエリアを知っておくと、フカセ釣りでのターゲットの幅が広がる!
南紀のフカセ釣りでは グレもチヌも両方狙える ので、
チヌがヒットしたら「よし!おまけの一匹!」と前向きに楽しもう!


