1. 富山のブリ(寒ブリ)と太平洋側のブリの違い
富山湾で水揚げされる**「氷見寒ブリ」**は、日本海側のブランドブリの代表格で、特に冬季
(11月~2月)に漁獲されるものが最高級とされています。
一方、太平洋側のブリは黒潮の影響を受け、漁場が広範囲にわたります。
| 比較項目 | 富山(氷見寒ブリ) | 太平洋側のブリ |
|---|---|---|
| 水温(冬季) | 約10℃以下(12月~2月) | 約15℃前後(黒潮の影響) |
| 回遊ルート | 日本海を南下(対馬暖流) | 黒潮沿いに北上・定着型もあり |
| 漁獲時期 | 11月~2月(寒ブリシーズン) | 通年(特に春~秋) |
| 脂肪含有率 | 20~30%(最盛期) | 10~20%(個体差あり) |
| 身の締まり | 高い(寒冷水で脂がのる) | やや柔らかめ |
| 価格(市場) | 1kgあたり3,000~5,000円 | 1kgあたり1,500~3,500円 |
2. 数値化による違い
寒ブリの特徴を数値データで示すと、以下のようになります。
- 富山湾(氷見寒ブリ)の脂質量(12~1月) → 20~30%(トロ並み)
- 太平洋側のブリの脂質量(一般的な個体) → 10~20%
- 水温の影響
- 富山湾:10℃以下 → ブリが脂肪を蓄えやすい
- 太平洋:15℃前後 → 筋肉が発達しやすいが脂のりは個体差あり
- 身質(弾力測定)
- 氷見寒ブリ → 筋肉繊維がしっかりしており、刺身でも弾力がある
- 太平洋のブリ → やや柔らかめの身質(回遊ルートによる個体差大)
結論(数値的な違い)
- 寒ブリは脂肪含有率が高く、口溶けが良い(特に冬場はトロのような食感)
- 太平洋側のブリは成長が速く、引き締まった身質になりやすいが、脂のノリにばらつきがある


