イガイ、カラスガイ、ムールガイは、いずれもムール貝の仲間(イガイ科)に属する二枚貝ですが、
それぞれ異なる特徴を持っています。
特に、チヌ(クロダイ)釣りではカラスガイがよく使われるため、それぞれの違いを理解して
釣りに活かしましょう。
① イガイ(Mytilus coruscus)
特徴
- 殻は厚く、黒紫色でザラザラした質感がある
- 成長すると縦にうねりが出るのが特徴
- 大きさ:約10~15cm(最大20cm程度)
- 生息地:波の荒い岩場、堤防、テトラポッド
- チヌ(クロダイ)が好んで捕食する
釣りでの活用
- チヌ釣りの落とし込み釣りに最適
- 堤防や磯場に付着したイガイを採取し、殻ごとフックに掛けて使用する
② カラスガイ(Cristaria plicata)
特徴
- 殻は黒く、ツルツルした質感で、やや平べったい形状
- 大きさ:約10~30cm(最大40cmに達することも)
- 生息地:淡水~汽水域(河口・湖・ダム・内湾)
- チヌのエサとして使われる代表的な貝
釣りでの活用
- チヌ釣り(フカセ釣り・団子釣り・落とし込み釣り)で使用
- 「イガイ団子」として撒き餌にすることも可能
③ ムールガイ(ムール貝、ヨーロッパイガイ / Mytilus galloprovincialis)
特徴
- 黒~青紫色のツルツルした殻を持つ
- イガイよりも殻が薄く、やや小ぶり(最大10cm程度)
- 生息地:沿岸の港湾、堤防、人工護岸など
- 外来種(ヨーロッパ原産)だが、日本各地に定着
釣りでの活用
- 釣りのエサとしてはほぼ使われない
- 食用として人気(ムール貝のワイン蒸しやパスタなどに活用)
④ 釣りエサとしての違い(比較表)
| 貝の種類 | 殻の特徴 | 大きさ | 生息環境 | 釣りでの用途 |
|---|---|---|---|---|
| イガイ | 厚くザラザラ、黒紫色 | 10~15cm | 岩場・テトラ・堤防(海水) | チヌ釣り(落とし込み) |
| カラスガイ | ツルツル、黒色 | 10~30cm | 河口・湖・汽水域 | チヌ釣り(団子釣り・フカセ釣り) |
| ムールガイ | ツルツル、黒~青紫 | 5~10cm | 港湾・防波堤(海水) | 食用(パスタ・ワイン蒸し) |
⑤ 釣りエサの選び方
✔ チヌ釣りには「イガイ」と「カラスガイ」
✔ イガイは落とし込み釣り、カラスガイは団子釣りや撒き餌に最適
✔ ムールガイは釣りには向かず、主に食用
⑥ まとめ
イガイ、カラスガイ、ムールガイは見た目が似ていますが、生息環境や釣りへの活用方法が異なります。
特に、チヌ釣りをする際は、釣り場に適したエサを選ぶことが釣果アップのポイントです。
磯場や防波堤での落とし込み釣りにはイガイ、河口や汽水域でのチヌ釣りにはカラスガイを活用し、
釣りを楽しみましょう!


