イカの「足」にあたる部分は、一般的に「下足(ゲソ)」と呼ばれています。
しかし、実際にはイカの「足」は「腕(うで)」であり、「下足」という表現は生物学的には
正しくない のです。
では、なぜ「下足(ゲソ)」と呼ばれるようになったのか?
① 「下足(ゲソ)」の語源
「下足(ゲソ)」という言葉は、もともと日本語の「下(げ)」+「足(そく)」が変化したもの
だと考えられています。
これには、以下の2つの説があります。
🔹 説①:見た目が人間の足に似ている
- イカの腕(足)は、細長く、吸盤がついており、人間の足に見える。
- そのため、イカの「下の部分にある足」という意味で「下足(げそく)」と呼ばれるようになり、後に「ゲソ」と発音が変化した。
✅ 見た目が「足っぽい」ので、誤って「下足」と呼ぶようになった説!
🔹 説②:天ぷら屋の隠語
- 江戸時代の天ぷら屋では、イカの胴体部分を「身」、足の部分を「下足(げそ)」と呼んで区別していた。
- これは、「下(げ)」=「下の部分」、「足(そく)」=「足」に由来する。
- 「下足(げそく)」が短縮されて「ゲソ」になり、天ぷら用語として広まったとされる。
✅ 「天ぷら屋の隠語」が由来で、ゲソという言葉が定着した説!
② 本来、生物学的には「足」ではなく「腕」
実は、イカやタコの「足(ゲソ)」は、生物学的には「腕(うで)」と分類される のが正しいです。
🔹 なぜ「腕」なのか?
- イカの「ゲソ」はエサを捕まえたり、持ったりする動作をするため、機能的には「腕」に近い。
- 魚類や哺乳類の「足」と違い、歩くために使うわけではない。
- そのため、生物学的には「腕」と分類されるが、伝統的に「足」と誤解されてきた。
✅ イカの「足」は実は「腕」! でも、長年「ゲソ(足)」と呼ばれているので定着した。
③ まとめ
✅ 「下足(ゲソ)」は「下の足」という意味で名付けられた。
✅ 江戸時代の天ぷら屋で使われていた隠語が一般化した説が有力。
✅ 生物学的には「腕」だが、誤解されたまま「ゲソ」として定着。
✅ 日本では「ゲソ天」などの料理名にも使われ、今では一般的な言葉になっている。
つまり、本当は「腕」なのに、昔からの呼び方がそのまま残った ということですね!


