「ウキ下」や「ヒロ」という表現は、釣り用語として長い歴史を持ち、釣り人の間で自然と広まったものです。
それぞれの由来について説明します。
1. 「ウキ下」の由来
- 「ウキ下」は、釣りにおいて**ウキから針までの長さ(仕掛けの深さ)**を表す言葉です。
- ウキ釣りでは、ウキが水面に浮かび、その下にエサや針がついています。そのため、仕掛けがどの程度の深さにあるかを指すときに、「ウキの下」という言葉が使われました。
- この言葉が短縮されて「ウキ下」となり、現在では釣り人の間で標準的な用語として使われています。
2. 「ヒロ」の由来
「ヒロ」という言葉は、伝統的な日本の身体測定単位に由来します。
- 元々の意味
「ヒロ(尋)」は、人が両腕を広げた長さを表します。この長さはおおよそ1.5メートル前後(個人差あり)です。 - 漁業や釣りでの使われ方
古くから漁師たちは、網やロープの長さを測るときに「ヒロ」という単位を使いました。これが釣りの仕掛けやウキ下の長さを測る単位としても自然に使われるようになりました。 - 現在の使われ方
釣りでは「ウキ下〇ヒロ」と表現され、仕掛けの深さを簡単に伝える際に便利な目安として使われています。
3. 「ウキ下」と「ヒロ」の関係
「ウキ下」と「ヒロ」は密接に関連しています。釣り人はウキ下の長さを調整するときに、「何ヒロのウキ下に設定する」といった表現を使います。
- 例
- 「ウキ下を1ヒロ半に設定する」
→ ウキから針までの長さを約2.25メートル(1.5m×1.5)に設定する。 - 「ウキ下を2ヒロにする」
→ 約3メートルの深さにエサを漂わせる。
- 「ウキ下を1ヒロ半に設定する」
4. 使われる背景
「ウキ下」や「ヒロ」の表現は、釣り人の間での簡便さと共通理解のしやすさから広まりました。
- シンプルで伝わりやすい
メートルやセンチで正確に測るよりも、「ヒロ」という単位の方が釣り場での会話や仕掛け作りの際に便利です。 - 経験則に基づいた目安
魚種やポイントごとの適正な仕掛けの深さを、「〇ヒロくらい」といった感覚的な表現で共有しやすい。
5. まとめ
- **「ウキ下」**は、ウキから針までの長さを表す釣り特有の言葉。
- **「ヒロ」**は、もともと両腕を広げた長さ(おおよそ1.5メートル)を意味する伝統的な単位で、漁業や釣りで広く使われるようになった。
- これらの表現は、釣り人の実用的な知恵と文化の中で自然と生まれ、受け継がれてきました。
釣り場で「ウキ下〇ヒロ」と伝えるだけで、的確な情報を簡単に共有できるのは、この表現が
根付いた理由の一つです!


