南紀に春のソウダガツオ回遊が来た。なぜ春先が目立つのか?特徴と釣り方を徹底解説。

南紀に春が来る合図。
それがソウダガツオの回遊です。

みなべ堺漁港でも姿が見え始めたということは、沿岸一帯を回っている可能性が高い。

ただ、ここで一つ整理したい。
「春先になると恒例になるのか?」という表現は少し誤解があります。

今回はその理由を、南紀の海況と絡めて解説します。

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ソウダガツオとはどんな魚か

ソウダガツオ はカツオ類の仲間で、南紀では春から秋にかけて接岸する回遊魚です。

主に2種。

・ヒラソウダ
・マルソウダ

特徴は、

・体は流線型で高速遊泳型
・群れで回遊する
・小型イワシやキビナゴを追う
・血合いが多く鮮度落ちが早い

水温は18〜22℃を好む傾向があり、黒潮の接岸状況と密接に関係します。

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なぜ春先に大型・高齢個体が目立つのか

理由は大きく3つあります。

1.越冬サバイバー理論

冬の低水温を生き残れた個体は、体力のある大型個体が多い。
小型は冬の水温低下で淘汰されやすい。

つまり春先に沿岸へ入るのは「生き残り組」。
結果として高齢・大型が目立つ。

2.産卵前行動

ソウダガツオは初夏にかけて産卵期に入ります。
春は栄養を蓄える時期。

そのため、脂が乗る前の“筋肉質な大型個体”が接岸する。

3.黒潮とベイトの一致

南紀は黒潮の蛇行や接岸で水温が一気に変わる地域。

春は沿岸水温が上昇し始め、イワシ類が増える。
それを追って回遊が始まる。

この時期はまず先発隊として大型が入ることが多い。

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みなべ堺漁港で回る意味

港で確認されるということは、

・沖に群れがいる
・沿岸ベイトが安定している
・水温が閾値を超え始めた

この3条件が揃っている可能性が高い。

南紀は串本から北へ徐々に水温が変化するため、
まず南側で入り、次第に北へ広がる傾向があります。

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春ソウダの特徴

・サイズは30〜45cm中心
・動きは速い
・群れは小〜中規模
・足が速く一瞬で消える

ナブラは短時間。
表層を意識した高速ルアーが有効。

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釣り方のコツ

・メタルジグ20〜40g
・早巻き+ストップ
・群れを見つけたら素早く撃つ

血合いが多いため、
釣れたら即締め・即冷却が必須。

春はまだ水温が安定しないため、群れは散発的。
「回ってきたら一気に釣る」が鉄則。

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まとめ

春先にソウダガツオの回遊が恒例になるわけではない。

正しくは、

冬を越えた大型個体が目立つ。

黒潮接岸。
水温上昇。
ベイト増加。

この三位一体で、南紀の春は動き出す。

みなべ堺漁港で始まったなら、
すでに広範囲で回遊している可能性は高い。

これから一気に沿岸が騒がしくなる。

南紀の春は、静かに始まり、
突然爆発する。

その前兆が、今です。

Q:春のソウダは美味しい?
A:鮮度が命。血抜きと急冷ができれば十分美味しい。

Q:群れは長く滞在する?
A:基本は回遊型。数日で抜けることも多い。

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南紀の春回遊。
これは始まりにすぎません。

今後の水温と黒潮の動きがカギになります。

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