このアオリイカの産卵行動と切っても切れない深い関係にあるのが、夜空に浮かぶお月様の満ち欠け、つまり「月齢」です。

釣り人の間で「満月の夜はアオリイカが狂ったように釣れる」とよく言われますが、これは単なる迷信ではなく、彼らの命を繋ぐ壮大なドラマが隠されています。

まず大前提として、満月や新月の時期は「大潮」となり、海の中の潮がダイナミックに動き回ります。

潮が大きく動くことで新鮮な酸素が海中にたっぷり供給され、イカたちが産卵に向けてエネルギーを爆発させるための最高の環境が整うわけです。

特に満月の夜は、煌々とした月明かりが海中まで差し込み、彼らにとって産卵場所となるホンダワラなどの海藻を探すための強力なサーチライトになります。

普段は警戒心の強いアオリイカも、この月明かりの下では大胆になり、浅場へと大挙して押し寄せてきてパートナー探しと産卵場所の吟味に夢中になるのです。

さらに月明かりは、産卵のための体力をつけるべく荒食いをするイカにとって、ベイトとなる小魚のシルエットをくっきりと浮かび上がらせる絶好の狩猟ランプにもなります。

だからこそ、満月の大潮まわりはヤエン釣りで大型のアオリイカを仕留める最大のビッグチャンスであり、私たち釣り人の血が最も騒ぐゴールデンタイムとなるのですよ。

逆に新月の闇夜の大潮も潮は動きますが、月明かりがないためイカたちは少し警戒モードになりやすく、満月ほどの爆発的な産卵行動は起きにくいと現場の肌感覚では感じています。

命を懸けた産卵という神秘のドラマを夜空の月が操っていると思うと、自然を相手にする釣りは本当に奥深く、私たちの心を掴んで離しませんよね。

見事ドラマチックな親イカを仕留めた後は、釣太郎特製の海水氷で一気に冷やし込み、極上の鮮度を保ったままご自宅へ持ち帰ってくださいね。

月齢カレンダーと天気図をにらめっこしながら、次の休日も南紀の海で最高の釣りと思いっきり向き合ってみましょう。

 

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