黒潮が直撃する地形(最大の理由)
南紀の最強要因はここです。
黒潮(暖流)が沿岸に異常に近い。
普通は暖流は沖を流れます。
しかし南紀は違う。
・潮が速い
・栄養が運ばれる
・小魚が増える
・グレのエサが豊富
・成長スピードが速い
つまり
「天然の肥育場」状態。
脂の乗り方が別格になります。
九州南部や伊豆も黒潮圏ですが、
南紀は接岸距離が極端に近い時期が多いのが特徴です。
急深(きゅうしん)地形=運動量が多い
南紀の磯はすぐ深い。
岸から数メートルで水深10〜20m。
この環境だと
・潮流が強い
・泳ぎ続ける必要がある
・筋肉質になる
・身が締まる
脂が乗っているのに
身がブヨブヨしない理由です。
「脂+締まり」の両立。
これが南紀寒グレの価値。
プランクトン量が多い → 食物連鎖が強い
黒潮+複雑な海岸線により
植物プランクトン増える
↓
動物プランクトン増える
↓
小魚増える
↓
グレ肥える
という黄金ループ。
特に冬でもエサ量が安定しているのが強いです。
岩礁帯(牡蠣帯・海藻帯)が発達
南紀の磯は
・牡蠣だらけ
・海藻だらけ
・付着生物だらけ
グレの主食が豊富。
さらに
・常に何か食べている
・脂が抜けにくい
=味が安定する。
あなたが以前言っていた
「南紀の磯は牡蠣が多い」
→ これが味の理由でもあります。
冬の水温が絶妙(15〜17℃帯)
寒グレが一番うまくなるのは
約15〜17℃前後。
南紀は冬でも
極端に冷えない。
つまり
・代謝は落ちる
・脂は蓄える
・動ける温度は維持
このバランスが最高。
東北などの低水温すぎる海では
ここまで脂が乗りません。
釣り圧が強い → 生き残りがエリート
南紀は釣り人が多い。
その結果
・警戒心が強い個体だけ残る
・成長速度が早い個体が残る
・環境適応力が高い個体が残る
ある意味
自然選抜された個体群。
味も質も高くなる傾向があります。
「皮がうまい」のは南紀特有の特徴
南紀寒グレの評価でよく言われるのが
皮の脂が異常にうまい。
理由は
・潮流強い → 皮下脂肪発達
・エサ豊富 → 脂質量多い
・冬水温 → 脂が安定
湯引きや皮付き刺身が別格になります。
全国比較(ざっくり)
南紀
→ 脂+締まり+味のバランス最強
九州南部
→ サイズ大きいが個体差あり
伊豆
→ 身質良いが脂量やや控えめ
五島列島
→ サイズ大・味は良いが輸送評価が混ざる
南紀は総合点が高い。
結論(超シンプル)
南紀寒グレが全国1位と言われる理由は
黒潮直撃
急深地形
エサ量多い
岩礁環境豊富
冬水温が理想
個体が鍛えられている
全部そろっているから。

