【なぜ南紀のチヌはデカい?】大阪湾とのサイズ差を科学的に解説!

大阪湾では40cmのチヌ(黒鯛)でも「良型」として喜ばれる一方、

南紀では40cm以下のチヌは珍しく、年無し(50cm以上)も珍しくないといわれています。

なぜ、同じ関西圏でもこれほどまでにサイズ差があるのでしょうか?

この記事では、地形・水温・餌・釣り圧・生息環境などの観点から、

南紀と大阪湾におけるチヌのサイズ差の理由を科学的に解説します。

◆ 地形と潮流の違いが成長に影響

● 大阪湾:内湾で水深が浅く、潮の流れが緩やか

大阪湾は閉鎖性の高い内湾で、潮の動きが比較的穏やか。

そのため、餌となる小魚や甲殻類の種類が限られ、成長速度もやや遅めとされています。

● 南紀:外洋に面し、黒潮の影響を強く受ける

南紀は黒潮の影響を受ける外洋性の海域で、潮通しが良く、餌も豊富。

特にイガイやカニ類、甲殻類が豊富で、チヌの成長に必要な高タンパクな餌が揃っているのが特徴です。

◆ 水温と成長スピードの関係

チヌは水温15〜25℃で活発に摂餌・成長します。

南紀は年間を通して水温が高く、成長期間が長いため、サイズが大きくなりやすいのです。

一方、大阪湾は冬場の水温が下がりやすく、成長が一時的に止まる期間が長くなるため、同じ年齢でもサイズに差が出やすくなります。

◆ 釣り圧と個体数の関係

大阪湾は都市部に近く、釣り人の数も多いため、釣り圧(釣られるプレッシャー)が高い傾向にあります。

これにより、大型個体が釣られやすく、残りにくいという側面も。

一方、南紀は釣り場が広く、アクセスが限られる場所も多いため、大型個体が生き残りやすい環境が整っています。

◆ 年無しチヌが多い理由

南紀では、50cmを超える“年無しチヌ”が珍しくありません。 これは以下の要因が重なった結果と考えられます:

  • 豊富な餌資源
  • 長い成長期間(高水温)
  • 釣り圧が比較的低い
  • 外洋の酸素量が豊富で健康的な成育環境

◆ まとめ:チヌのサイズは“環境”が育てる!

同じ魚種でも、生息する海の環境によって成長スピードやサイズは大きく変わります

南紀のチヌが大型化しやすいのは、黒潮の恵みと自然豊かな海域、そして適度な釣り圧が揃っているからこそ。

釣り人としては、地域ごとの特徴を理解し、その土地ならではの魚との出会いを楽しむことが醍醐味ですね!

 

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