2026年2月時点の最新データ(JAMSTEC等)を見ると、黒潮の流れはかつてのように
紀伊半島から大きく離れるルートではなく、潮岬(串本)に「接岸」するルートをとり始めています。
これは南紀の釣り人にとっては朗報です。
「接岸」がアオリイカ釣果に与える3つの恩恵
黒潮が南紀に近づく(接岸する)と、海の中はどう変わるのか。 アオリイカへの影響は絶大です。
1. 水温の安定と上昇
大蛇行の時期は、冷水塊(冷たい水の塊)が居座り、水温が上がりにくい状況が続いていました。
しかし、黒潮本流の温かい水が差し込むことで、海水温が高めに安定しやすくなります。
アオリイカは変温動物なので、水温が15℃〜16℃を下回ると活性が極端に落ちますが、今年は真冬でも底水温が安定しやすく、越冬する個体が増える=春のデカイカの生存率が上がることが予想されます。
2. ベイト(餌)の接岸
黒潮に乗って、アジやイワシなどの回遊魚が岸近くまで寄りやすくなります。 餌が豊富なら、当然それを追うアオリイカも接岸します。
今年は「餌がいるのにイカがいない」という状況が減るかもしれません。
3. 潮通しの良さ
黒潮が当たると、潮の流れが速くなります。
アオリイカは潮通しの良い場所を好むため、これまで沈黙していた一級磯や堤防の先端が、再び「爆釣ポイント」として復活する可能性があります。
2026年の攻略法と注意点
「じゃあ今年は楽勝か?」というと、そう甘くはありません。 黒潮接岸ならではの難しさも出てきます。
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「急潮(きゅうちょう)」に注意 黒潮が強く当たると、川のような激流になる日が増えます。 ヤエン釣りやウキ釣りでは仕掛けが馴染まず、エギングでは3.5号のエギがあっという間に流されることも。 仮面シンカー(追加鉛)や、重めのヤエンを必ず準備しておいてください。
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水温の急変 「接岸」と言っても、少しの風向きの変化で黒潮が離れたり近づいたりします。 黒潮が当たっている時は温かいですが、少し離れると一気に下がることもあります。 出釣前の水温チェックは、これまで以上に重要になります。
まとめ:2026年は「当たり年」の予感
黒潮が近くを流れる今年は、間違いなくチャンスです。
特に春のレッドモンスター(赤系アオリイカ)狙いには、最高の条件が整いつつあります。
釣行前には、必ず最新の海況図をチェックしてください。
そして、釣れたイカを最高鮮度で持ち帰るための**「海水氷」や、激流対策のオモリの準備もお忘れなく。
準備万端で、南紀の海へ挑みましょう。

