フカセ釣りでグレ(メジナ)を狙うとき、**「湧きグレ」や「浮きグレ」という言葉を聞く機会は非常に多いです。
どちらも水面近くにグレが集まる超ラッキーな状況ですが、実はほとんどが「口太グレ」**で起こる現象なんです。
なぜ尾長グレではほとんど見られないのか?
その理由から攻略法まで、初心者向けに詳しく解説します!
口太グレと尾長グレの基本的な違いをおさらいグレ釣りのターゲットは主に2種類:
- 口太グレ(メジナ):岩礁帯や根周りに居着き、海藻・甲殻類を主食。回遊性が低く、群れで居つくタイプ。
- 尾長グレ(クロメジナ):沖の潮目を回遊し、プランクトンを捕食。遊泳力が高く、三日月型の尻尾が特徴。
この習性の違いが、湧きグレ・浮きグレが口太グレに偏る最大の理由です。
湧きグレとは?
(主に口太グレで発生)湧きグレ
→ コマセを大量投入すると、**底や中層から一気に群れが水面に向かって“湧き上がる”**ように上がってくる状態。
→ コマセを大量投入すると、**底や中層から一気に群れが水面に向かって“湧き上がる”**ように上がってくる状態。
- 主な特徴
- 下からドバッと大量に浮上してくる(「沸く」イメージ)
- コマセに強く反応し、活性が爆発的に高い
- 水面でパクパク口を出したり、コマセを追いかける姿がはっきり見える
- ほぼ100%口太グレの群れ(尾長グレではほとんど見られない)
- なぜ口太グレだけ? 口太グレは根周りに居着く習性があるため、コマセが効くと一気に表層まで上がってくる。尾長グレは回遊魚でプランクトン食性が強く、コマセへの反応が薄い傾向。
- 出やすい時期・条件
- 夏〜秋の高水温期(特に産卵前後)
- 潮が緩め〜中潮でコマセが広がりやすいとき
- 和歌山・みなべ・白浜などの根周りポイントで頻発
浮きグレとは?(これもほぼ口太グレ限定)浮きグレ
→ グレの群れが自然に(またはコマセの影響で)水面スレスレまで浮上し、コイのようにプカプカ漂いながら口をパクパクさせる状態。
- 主な特徴
- 沖の潮目やヨレ付近でよく見られる
- 数百匹規模の巨大な群れになることも
- 警戒心が強く、見えグレに近い難易度になる場合が多い
- 浮きグレの群れはほぼすべて口太グレ(尾長では極めて稀)
- なぜ口太グレだけ? 口太グレは海藻を主食とするため、酸素豊富な表層や潮目に浮上しやすい習性がある。一方、尾長グレはプランクトンを追って中層〜底層を回遊する傾向が強く、水面まで浮くケースが少ない。
- 出やすい時期・条件
- 夏場の高水温期
- 酸素が豊富な表層にエサ(海藻やコマセ)を求めて浮上
- 沖磯・潮目が効くポイント
湧きグレ・浮きグレの比較表(口太グレ中心)
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項目
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湧きグレ
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浮きグレ
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主な魚種
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ほぼ口太グレ
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ほぼ口太グレ
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出現きっかけ
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コマセに反応して下から湧き上がる
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自然浮上 or コマセで徐々に浮く
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群れの動き
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急にドバッと大量出現
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プカプカ漂う・徐々に集まる
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活性
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爆発的に高い(数釣りチャンス)
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高いが警戒心強い個体も多い
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難易度
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初心者でも比較的釣りやすい
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見えグレ並みに難しい
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攻略の鍵
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コマセの打ち方・同調
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超浅ダナ・ナチュラル仕掛け
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口太グレの湧きグレ・浮きグレを攻略する実践テクニック
- ウキ下は極浅で勝負
湧きグレ・浮きグレ時はウキ下20〜50cmが基本。浮きグレが深い場合は少しずつ深く調整(下で拾っている個体を狙う)。 - 仕掛けを軽く・自然に
- ハリス:0.8〜1.2号(細めが有利)
- ハリ:グレバリ4〜6号
- ガン玉:G7〜Bくらいの軽め
→ 不自然な沈みを避け、表層でエサが漂うように
- コマセの打ち方が命(特に湧きグレ)
- 塊で入れるより、空中でバラけさせてリズミカルに撒く
- 湧いた群れの少し沖に仕掛けを投入(魚に見られにくい)
- 散らさず切らさず、群れをキープ
- アタリの見極め
- ゆっくり沈む・横に動く → 待つ
- 急に消し込む → 即合わせ
→ 浮きグレは繊細アタリが多いので、ウキの微妙な動きを逃さない
- エサ選び
- 刺しエサ:生オキアミ or 剥き身(コマセとサイズ・マッチ)
- 浮きグレ時は硬めのエサでアタリを出しやすく
まとめ:口太グレの「湧きグレ・浮きグレ」は最高のチャンス!
尾長グレではほとんど見られない湧きグレ・浮きグレは、口太グレ特有の超高活性パターン。
一度経験すると忘れられない「バンバン釣れる」感動があります。
和歌山南紀エリア(みなべ・白浜など)は口太の湧きグレ・浮きグレが出やすいポイントが多いのです。

