今晩は。白浜店スタッフ関口です。
今回は歴史的価値?あるのかないのか?航空写真(笑)
昭和48年発行「磯めぐり①南紀編」から見る、あの頃の南紀釣り事情
年配の釣り人なら、
きっと一度は目にしたことがあるでしょう。
「磯めぐり①南紀編」。
今のようにGoogleマップが当たり前になる前、
釣り場情報といえば、
航空写真やイラストマップが主流でした。
この一冊は、
そんな時代を象徴する貴重な資料です。
昭和48年という時代背景
この本が発行されたのは、
昭和48年(1973年)。
ちょうど、
オイルショックが起きた年です。
トイレットペーパーが店頭から消え、
価格が一気に3倍になった時代。
物も情報も、
今とは比べものにならないほど貴重でした。
そんな時代に作られた釣り地図には、
当時の空気がそのまま詰まっています。
南部から宇久井までを網羅した一冊
内容は、
南部から宇久井までを広くカバー。
しかも、
ほとんどがモノトーン印刷。
今見ると、
少し味気ないようにも見えますが、
当時はこれが最先端でした(笑)。
それでも、
情報量は圧倒的。
この一冊があれば、
南紀の磯釣りが一通り分かった時代です。
三段壁は「空き地だらけ」だった時代
地図を見てまず驚くのが、
三段壁周辺の様子です。
今ではすっかり観光地ですが、
当時は建物がほとんど無く、
空き地ばかり。
まさに、
「何もない場所」でした(笑)。
掲載されている釣り人の姿も、
完全に昭和スタイル。
昔ながらの道具
見ているだけで、
時代を感じさせてくれます。
潮岬の港と渡船業者の変化
この本の後半には、
渡船業者の一覧も掲載されています。
そこで目を引くのが、
潮岬です。
昭和48年当時、
潮岬の渡船業者は8件。
私が通い出した頃で4件。
そして現在は、1件のみ。
この数字だけでも、
時代の変化がはっきり分かります。
また、
港には木造船がずらりと並んでいました。
漁業も釣りも、
地域に根付いた生活文化だった時代です。
当時としては「超高額」だった本の価格
この本の定価は、
なんと4100円。
当時、
喫茶店でコーヒー1杯150円の時代です。
(※今では「喫茶店」も死語になりつつありますね・笑)
計算すると、
現在の感覚でいうと、
およそ15,000円クラス。
つまり、
この一冊は「超高級釣り資料」だったわけです。
それだけ、
情報に価値があった時代だったということです。
昔は「地図=宝物」だった
今なら、
スマホで一瞬です。
でも当時は違いました。
・詳しい地図は貴重
・ポイント情報は口コミ頼み
・失敗しながら覚える
一冊の磯マップは、
まさに宝物。
何度も読み返し、
何度も現地に通い、
身体で覚えていく。
そんな釣りの時代でした。
まとめ|この一冊は南紀釣り文化の記録
「磯めぐり①南紀編」は、
単なる古い本ではありません。
そこには、
・当時の風景
・釣り人の姿
・地域の活気
・失われた文化
すべてが詰まっています。
便利になった今だからこそ、
こうした資料の価値は、
ますます高まっています。
これからも釣太郎は、
南紀の釣り文化を、
しっかり残し、伝えていきたいと思います。




