ノロウイルスは食中毒の中でも最凶?カキが占める割合とその真実

冬から春先にかけて、釣り人やグルメな方を震え上がらせるのが「ノロウイルス」です。

「一度かかると二度と経験したくない」と言われるほど苦しいこの食中毒。

原因の代表格といえば「カキ(牡蠣)」ですが、実はノロウイルス全体の中でカキが占める割合は、皆さんが思っているほど高くはないかもしれません。

今回は、その驚きの実態と対策について解説します。


ノロウイルスはどれくらい苦しいのか?

食中毒の中でも、ノロウイルスの苦しさは間違いなく「トップクラス」です。

  • 激しい嘔吐と下痢:突然の吐き気に襲われ、上からも下からも止まらない状態が続きます。

  • 強烈な腹痛と発熱:お腹を絞られるような痛みとともに、38度程度の発熱を伴うこともあります。

  • 脱水症状の恐怖:水分を摂ってもすぐに吐き出してしまうため、急激な脱水に陥りやすく、特にお年寄りや小さなお子様は命に関わることもあります。

特効薬はなく、ウイルスが体の中から出し尽くされるのを待つしかないのが、精神的にも肉体的高的にも非常に辛いポイントです。


原因の1位はカキじゃない?驚きのデータ

「ノロウイルス=カキ」というイメージが定着していますが、厚生労働省などの統計を見ると意外な事実が見えてきます。

実のところ、ノロウイルス食中毒の原因物質として「カキ」が特定されるケースは、全体の約10%〜20%程度にすぎない年が多いのです。

では、残りの80%以上は何が原因なのでしょうか?

  1. 調理従事者からの二次感染(約7割〜8割) これが圧倒的な原因です。ウイルスに感染した人が、不十分な手洗いで食材を触り、そこから感染が広がるケースがほとんどです。

  2. カキ以外の二枚貝 アサリやシジミなども、生や加熱不十分で食べればリスクがあります。

  3. 汚染された水 井戸水などがウイルスに汚染されている場合も原因となります。

つまり、カキだけを避けていても、ノロウイルスを完全に防ぐことはできないのです。


釣太郎からの安全アドバイス

美味しい海の幸を安心して楽しむために、以下のことを徹底しましょう。

  • 「中心部までしっかり加熱」が鉄則 ノロウイルスは熱に弱いです。中心部を85℃〜90℃で90秒以上加熱すれば、ウイルスは死滅します。

  • 最強の対策は「手洗い」 調理前、トイレの後、帰宅時。石鹸を使って指先や爪の間まで丁寧に洗うことが、自分と家族を守る最大の防御になります。

  • 海水氷での鮮度管理は基本 直接的なウイルス対策ではありませんが、魚の鮮度を保ち、他の細菌繁殖を抑えるために、釣った魚は必ず海水氷できっちり冷やしましょう。

 

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