生カキで地獄を見た…。期限内でもあたる理由と、知られざるノロの正体

「スーパーで買った期限内のカキなのに、夜中に何度も吐いてしまった」

そんな経験をすると、もう二度とカキの顔は見たくないと思うのも無理はありません。

なぜ新鮮なはずのカキで食中毒が起きるのか。

そして、世間で言われる「カキ=ノロウィルス」というイメージは本当なのか。

気になる疑問を徹底解説します。

カキでノロウィルスに感染する確率は?

実は、市場に出回っているカキのうち、ノロウィルスを保有しているものは数%程度と言われています。

「意外と低い」と感じるかもしれませんが、ノロウィルスはごく少量(10〜100個程度)で発症するため、運悪くその数%に当たってしまうと防ぎようがありません。

厚生労働省の統計によると、ノロウィルスによる食中毒は年間で約200件〜300件程度(患者数は数千人規模)発生しています。

しかし、その中で「カキ」が直接の原因と特定されるのは全体の**約10%〜20%**に過ぎません。

実は、調理した人の手を介した二次感染の方が圧倒的に多いのです。

なぜ期限内でもあたるのか?

「生食用」として売られているカキは、厳しい浄化工程を経ていますが、ウィルスを100%除去できるわけではありません。

体調が優れない時や免疫力が落ちている時は、ほんのわずかなウィルスでも発症してしまいます。

カキは大量の海水を吸い込んでプランクトンを食べるため、海水中のウィルスを体内に濃縮してしまう性質があるのです。

まだ感染の危険性はある?

症状が治まっても、安心するのは早すぎます。

ノロウィルスの恐ろしいところは、症状が消えた後も1週間〜1ヶ月程度は便の中にウィルスが排出され続けることです。

今は回復していても、あなたが触れたドアノブやタオルを介して、家族や周囲の人に感染させてしまうリスクが十分にあります。

しばらくは手洗いを徹底し、タオルの共用などは避けてください。

販売店は営業停止になるの?

もし保健所がそのお店のカキを原因だと特定すれば、営業停止処分になる可能性はあります。

しかし、個人の家庭で食べた一件だけで特定するのは難しく、多くは複数の被害者が出た場合に調査が入ります。

販売店側も、基準をクリアしたものを仕入れていますが、自然界のものゆえにリスクをゼロにするのは非常に困難なのが実情です。


釣太郎からのアドバイス

釣った魚を食べる時も同じですが、食中毒のリスクを最小限にするには「加熱」が一番の近道です。

カキの場合は、中心部を85℃〜90℃で90秒以上加熱すれば、ノロウィルスは死滅します。

体調が万全でない時は、カキフライや鍋など、熱々の料理で楽しむのが一番の安全策ですよ。

今は無理をせず、水分をしっかり摂ってゆっくり休んでくださいね。

 

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