- 解凍方法が急激すぎる・不適切(一番多い原因)
- 常温放置 → 温度差が大きく、氷の結晶が成長 → 細胞が破壊されドリップ大量流出
- 電子レンジ解凍 → 加熱ムラで部分的に自己ボイル → タンパク質変性+水っぽさ+ゴム化
- 真水に直接当てる流水解凍 → 浸透圧の原理で真水が身に侵入 → 身がブヨブヨ水っぽくなり、逆に旨味が外に流れ出る
- 真水で長時間洗ったり浸けたりした
アオリイカは海水生物。真水にさらされると浸透圧で細胞内に水が入り込み、身が水分過多に。結果、解凍後も水っぽさが残る。 - 冷凍前の処理・保存が甘かった
- 内臓や墨袋を抜かずに冷凍 → 解凍時に内臓由来のドリップ+臭み
- 空気が入った状態で冷凍 → 冷凍焼け+ドリップ増加
- 急速冷凍できていない家庭用冷凍庫の限界
家庭用だと氷の結晶が大きくなりやすい → 解凍時に細胞が壊れドリップが出やすい(プロの-40℃急速冷凍とは差が出る)
水っぽくならないための正しい解凍方法(プロ&釣り人推奨順)
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順位
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方法
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所要時間
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水っぽさリスク
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味・食感の残り具合
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おすすめ度
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1
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冷蔵庫でゆっくり解凍(5〜8℃)
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半日〜1日
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極小
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◎◎◎(最高)
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★★★★★
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2
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氷水+塩水解凍(袋のまま)
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3〜6時間
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最小
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◎◎◎
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★★★★★
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3
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袋のまま流水(氷水or冷水)
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30分〜1.5時間
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小
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◎
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★★★★☆
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4
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常温放置・レンジ・真水直流水
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–
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大〜極大
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△〜×
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NG
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一番おすすめの「氷水+塩水解凍」手順(水っぽさほぼゼロでプロ並み)
- 冷凍アオリイカをジップロックなど密閉袋のまま(空気はしっかり抜く)
- ボウルに氷+水+塩(水1Lに対し塩大さじ1弱 ≈ 海水濃度3%前後)
- 袋ごと完全に沈めて、重し(皿など)で浮かないようにする
- 3〜5時間放置(途中で水温が上がったら氷追加)
- 解凍直後はキッチンペーパーで軽く水気を取るだけ
これでドリップも最小限、透明感・甘み・ねっとり感がかなり残ります。
まとめ:水っぽくなったアオリイカを復活させるコツ
- すでに水っぽくなってしまった場合 → キッチンペーパーでしっかり水気を取り、塩を軽く振って10〜15分置く(軽い脱水)
- 次回からは「袋のまま氷塩水解凍」か「冷蔵庫一晩解凍」に変えるだけで激変します
- 刺身なら半解凍(中心少し凍ってる)状態で切るとさらに透明感UP
アオリイカは解凍方法1つで「釣りたて超え」にも「水っぽい残念イカ」にもなる繊細な食材です。
次回の白浜・みなべ遠征で釣れたアオリは、ぜひこの方法で最高の刺身にしてくださいね!

