【保存版】釣った魚を「究極」に美味しく食べるための全工程。現場での処理が全てを決める

「今日の刺身、料亭より美味いな」

そんな言葉を食卓で聞きたくないですか?

釣り人の特権は、魚を獲ることだけではありません。

その魚が持つポテンシャルを、100%、いや120%引き出した状態で味わえることです。

今回は、釣った魚をこれ以上ないほど美味しく持ち帰るための「鉄則」をご紹介します。

スーパーの魚には絶対に真似できない、釣り人だけの秘密の儀式です。

1. 釣った直後の「秒」の勝負

魚を釣り上げたら、まずは感動に浸りたいところです。

しかし、美味しく食べるためには、ここからのスピードが命です。

魚は釣り上げられたストレスで暴れ、身の旨味成分(ATP)を急激に消費してしまいます。

暴れさせる前に、脳天をピックで突き、即座に絶命させてください。

これを「活け締め」と言います。

魚が動かなくなることで、エネルギーの浪費が止まり、身の透明感が維持されます。

2. 「血抜き」は妥協するな

魚の生臭さの元凶は、すべて血液にあります。

エラ膜を切り、海水を入れたバケツで魚を振り、体内の血を出し切ってください。

心臓が動いているうちにエラを切るのがコツです。

完全に血が抜けた身は、真っ白で美しく、驚くほど臭みがありません。

特に青物やマダイ、グレなどは、この工程で味が劇的に変わります。

「血を一滴も残さない」くらいの気概が、究極の味を作ります。

3. 神経締めという「魔法」

さらに上を目指すなら、「神経締め」に挑戦してください。

背骨の上を通る神経をワイヤーで破壊します。

こうすることで、死後硬直の開始を大幅に遅らせることができます。

結果、プリプリの食感が長時間続き、熟成させた時の旨味のノリも段違いになります。

少し練習が必要ですが、習得すれば「食卓の伝説」になれる技術です。

4. 冷却の正解は「海水氷」一択

締めと血抜きが終わったら、冷却です。

ここで真水や、氷だけに直接当てるのはNGです。

真水は浸透圧で魚の身を水っぽくし、氷直撃は「氷焼け」を起こします。

正解は「海水氷(かいすいごおり)」です。

クーラーボックスに氷と海水を入れ、キンキンに冷えた塩水を作ります。 その中に魚をドボンと漬け込むのです。

体温を一気に奪い、鮮度を瞬時にロックします。 魚体全体が均一に冷え、塩分濃度も体液に近いため、身の質が落ちません。

5. 帰宅後の「熟成」で旨味を爆発させる

持ち帰った魚は、その日に食べるのが一番とは限りません。

適切な処理をした魚は、冷蔵庫で数日寝かせることで、イノシン酸という旨味成分が増幅します。

キッチンペーパーで水分を拭き取り、ラップで密閉して寝かせてみてください。

3日目、4日目の刺身は、ねっとりとした濃厚な旨味を放ちます。

「釣りたての食感」と「熟成の旨味」。

この二つを自在に操れるようになった時、あなたは本当の意味で「魚を極めた」と言えるでしょう。

まとめ

美味しい魚を食べるために必要なのは、高価な道具ではありません。

魚に対する「知識」と、美味しく食べようとする「執念」です。

現場でのひと手間を惜しまないでください。

その数分間の作業が、帰宅後の至福の時間に変わります。

さあ、次回の釣行では、クーラーボックスの中身を「極上の食材」に変えてみませんか?

 

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