釣ってきた魚や、市場で買った丸ごとの魚。
「自分でさばいて刺身にしてみたい!」
そう思う反面、「難しそう」「道具は何がいるの?」「怪我が怖い」と足踏みしてしまうこと、ありますよね。
でも、大丈夫です。
魚さばきは、技術よりも「段取り」と「準備」で8割が決まります。
今回は、初めて包丁を握る方でも失敗しない、必要最低限のアイテムと、怪我を防ぐためのプロのコツを伝授します。
肩の力を抜いて、読んでみてください。
1.これだけあれば戦える!必須アイテム4選
形から入るのも大切ですが、最初から高価な出刃包丁を買う必要はありません。
まずは家にあるもので代用しつつ、本当に便利なものだけを揃えましょう。
① よく切れる包丁(三徳包丁でOK)
アジやイサキなど、30センチくらいまでの魚なら、普段使っている家庭用の三徳包丁で十分です。
ただし、切れ味が悪いと余計な力が入って危険です。
さばく前に、シャープナーで数回研いでおくだけで、世界が変わります。
② キッチンバサミ(これが最強の味方)
初心者にこそ強くおすすめしたいのが、キッチンバサミです。
硬いヒレや、エラのつなぎ目、お腹を割る作業は、包丁よりもハサミの方が圧倒的に安全で早いです。
「包丁だけでやらなきゃ」という固定観念は捨てましょう。
③ ペットボトルのキャップ(またはスプーン)
ウロコ取り器がなければ、ペットボトルのキャップで代用できます。
キャップの角を魚に当ててこすると、驚くほどウロコが飛び散らずに取れます。
身を傷つけにくいので、初心者には専用道具より使いやすいかもしれません。
④ たっぷりの新聞紙とキッチンペーパー
魚さばきは「水分」と「汚れ」との戦いです。
まな板が汚れるたびに洗うのは大変なので、新聞紙を敷いて作業し、汚れたら丸めて捨てる。
内臓を出した後のお腹の中は、キッチンペーパーで徹底的に血を拭き取る。
これが臭みのない美味しい魚にするコツです。
2.怪我をしないための「儀式」と「注意点」
道具が揃ったら、いざ実践。
でもその前に、これだけは守ってください。
① まな板の下に「濡れタオル」を敷く
一番多い事故の原因は、魚の骨ではなく「まな板が滑ること」です。
力を入れた瞬間にまな板がズレると、大怪我に繋がります。
必ず濡らして絞ったタオルをまな板の下に敷き、ガッチリ固定してください。
② 最初に「ヒレ」を全部切る
魚のヒレ(特に背びれ)には、鋭いトゲがあります。
さばいている最中に無意識に触れてしまい、「痛っ!」となって手が滑るのが怖いです。
先ほど紹介したキッチンバサミで、さばく前に全てのヒレをチョキチョキ切り落としてしまいましょう。
これだけで、安全性が格段に上がります。
③ 「ヌメリ」は敵だと思え
魚の表面のヌルヌルは、包丁を滑らせる最大の敵です。
ウロコを取った後、一度流水でしっかりヌメリを洗い流し、水分を拭き取ってから包丁を入れてください。
滑らない魚は、切りやすい魚です。
まとめ:不格好でも味は格別
最初は骨に身がたっぷり残っても、切り口がガタガタでも構いません。
「自分でさばいた」という事実だけで、その魚の味は3倍美味しくなります。
残った骨はアラ汁にすれば、失敗も出汁として回収できますから。
釣太郎では、初心者の方でも使いやすい小出刃や、魚を持ち帰るための保冷グッズも充実しています。
「この魚、どうやってさばくの?」とスタッフに聞いていただければ、コツをお教えしますよ。
今夜はぜひ、自分でさばいた魚で乾杯しましょう。

