刺身を見ると、
細かく線が入っている。
斜めに切れ目が入っている。
あれ、気にしたことありますか。
「飾りやろ?」
そう思ってる人、多いです。
でも。
あれは、全部意味があります。
職人は、
遊びで入れてません。
飾り包丁とは何か?
まず定義です。
飾り包丁とは。
刺身の表面に、
細かく入れる切れ目のこと。
代表的なのは。
・松皮造り
・糸造り風
・斜め格子
などです。
飾り包丁の本当の意味は3つある
結論から言います。
意味は、3つです。
① 食べやすくするため
一番大事。
魚の身には、
繊維があります。
そのままだと。
噛み切りにくい。
特に。
・ブリ
・タイ
・ヒラメ
は、強い。
切れ目を入れると、
スッと噛み切れます。
② 味をなじませるため
次。
醤油が絡む。
これ、デカいです。
ツルンとした刺身は、
醤油をはじきます。
飾り包丁があると、
溝に入る。
=味が濃く感じる。
③ 見た目で「うまそう」に見せるため
これも事実。
人間は、
目で食います。
線があるだけで、
「丁寧に作ってる」
「うまそう」
と感じる。
これは心理です。
なぜ全部の魚に入れないのか?
理由。
入れたらダメな魚もある。
例えば。
・マグロ
・カツオ
・サーモン
柔らかい魚です。
入れると、
崩れます。
食感も落ちます。
飾り包丁が向いている魚
向いているのは、
・タイ
・ヒラメ
・カンパチ
・ブリ
・グレ
身が締まった魚です。
基本の飾り包丁の入れ方(家庭用)
一番簡単なのを紹介します。
準備
・よく切れる包丁
・濡れ布巾
切れない包丁は論外です。
手順
① 刺身をまな板に置く
② 包丁を45度くらいに当てる
③ 2〜3mm間隔で、軽く入れる
④ 深さは1mm程度
貫通させない。
これがコツです。
プロっぽく見せるコツ
3つあります。
① 間隔を揃える
② 力を入れすぎない
③ 包丁を引く
押さない。
引く。
これだけで、
一気に上手く見えます。
松皮造りの簡単解説
皮付きタイなどで使います。
やり方。
① 皮目に細かく切れ目
② 熱湯をサッとかける
③ 氷水で締める
皮が反り返って、
模様になります。
これも飾り包丁の一種です。
飾り包丁を入れすぎると失敗する
よくある失敗。
・深すぎ
・多すぎ
・ガタガタ
こうなると。
・水分が出る
・身が壊れる
・まずくなる
逆効果です。
刺身が「店の味」になる瞬間
正直言います。
飾り包丁ひとつで、
別物になります。
同じ魚。
同じ切り身。
でも。
線があるだけで、
500円違う。
それくらい差が出ます。
結論:飾り包丁は「技術+思いやり」
最後に。
飾り包丁は、
見た目のためじゃない。
・噛みやすく
・味を引き立て
・きれいに
するための技です。
魚への敬意。
食べる人への配慮。
それが、線になります。
要約
・飾り包丁は意味がある
・噛み切りやすくする
・醤油が絡む
・見た目アップ
・入れすぎ注意
Q1:家庭包丁でもできますか?
A:できます。切れ味があれば十分です。
Q2:冷凍魚でも入れていい?
A:半解凍状態がベストです。
Q3:全部の刺身に必要?
A:いいえ。硬い魚だけでOKです。

