結論から言います。
**1月でも18℃ある南紀の海は「異常でもあり、南紀では正常でもある」**です。
少し整理して解説します。
南紀の1月水温18℃は本当に異常なのか
全国的に見ると、
1月の沿岸水温は
・関東〜東北:10〜14℃
・瀬戸内海:11〜13℃
・九州北部:13〜15℃
が一般的です。
この基準で見ると、
1月で18℃は明らかに高水温で、
全国平均から見れば「異常値」に近いと言えます。
では、なぜ南紀では起こるのか
答えはシンプルです。
黒潮の存在
南紀は
和歌山県南部〜紀伊半島南端に位置し、
日本最大の暖流である
黒潮
の影響を直接受ける地域です。
黒潮が
・紀伊半島に接岸
・または近海を蛇行せず通過
している年は、
真冬でも水温が落ち切らないという現象が起こります。
南紀では「18℃」は珍しいのか
結論としては、
珍しいが、初めてではない
という位置づけです。
過去にも
・黒潮が強く接岸した年
・寒波が短期間で終わった年
には、
1月でも17〜18℃前後を記録したケースがあります。
ただし、
ここ数年は
・高水温の頻度
・18℃前後が続く期間
が明らかに増えています。
この点は
「南紀特有の現象」+「地球温暖化の影響」
が重なっていると見るのが自然です。
水温18℃が釣りに与える影響
ここが釣太郎ブログとして一番重要なポイントです。
プラスの影響
・アオリイカが越冬しやすい
・メス個体が岸寄りに残る
・尾長グレやイサギが混じる
・ベイト(小魚)が抜けにくい
結果として、
「冬なのに釣れる」状況が生まれる。
マイナスの影響
一方で
・寒グレが本調子になりきらない
・魚の季節進行がズレる
・釣果にムラが出やすい
という側面もあります。
つまり
簡単になる釣りと、難しくなる釣りが同時に存在
するのが、今の南紀です。
異常か正常かを一言で言うと
・全国基準 → 異常
・南紀基準 → 想定内
・近年の頻度 → 明らかに増えている
この3点が答えです。
釣太郎視点でのまとめ
南紀の1月18℃は
「おかしな海」ではなく
「南紀のポテンシャルが最大化された状態」
とも言えます。
だからこそ
・冬アオリが成立する
・寒い時期でも魚種が多い
・他地域から釣り人が集まる
という現象が起きています。
この水温を
異常と捉えて終わるか
チャンスと捉えて動くか
ここで釣果も体験も大きく分かれます。
次は
「この水温で狙うべき魚種一覧」
「18℃が出た“直後”に釣れる魚」
どちらを掘り下げますか。


