アジフライはなぜ「国民食」になったのか?美味しいだけじゃない3つの普及理由【歴史と経済】

定食屋、居酒屋、スーパーのお惣菜コーナー。

日本中どこへ行っても必ずと言っていいほど見かける「アジフライ」。

子供から大人まで大人気ですが、ふと疑問に思ったことはありませんか?

「なぜ、他の魚ではなくアジなのか?」

「いつからこんなに一般的になったのか?」

実はアジフライがここまで普及した背景には、「美味しいから」という単純な理由以外にも、

日本の漁業事情や経済的な「儲かる仕組み」が深く関係していました。

今回は、釣り人にも馴染み深いアジフライの秘密に迫ります。

理由1:圧倒的な「ネタ」の供給力

まず最大の理由は、素材となるマアジが日本近海で一年中獲れることです。

アジは「大衆魚」の代表格です。

北海道から沖縄まで広く分布しており、季節を問わず安定して水揚げされます。

料理として定着するためには、「いつでも、どこでも手に入る」ことが絶対条件です。

もしアジが高級魚や希少な魚であれば、ここまで家庭料理として普及することはなかったでしょう。

日本の豊かな海が、アジフライ文化の土台を支えているのです。

理由2:お店が助かる「儲かる」商材である

飲食店やスーパーにとって、アジフライは非常に「優秀な優等生」です。

これには2つの側面があります。

原価が安定している

漁獲量が多いため、仕入れ値が比較的安く安定しています。

お店としては、原価を抑えつつボリュームのあるメニューを提供できるため、利益を出しやすいのです。

加工・保存がしやすい(冷凍技術)

アジフライ普及の歴史を変えたのが、冷凍技術と物流の進化です。

アジは開いてパン粉をつけた状態で冷凍保存するのに非常に適しています。

「揚げるだけ」の状態で流通させることができるため、調理の手間が省け、大量生産・

大量消費のサイクルに見事にハマりました。

「安い・早い・美味い」を実現できるアジフライは、お店にとっても客にとってもWin-Winな存在なのです。

理由3:日本人好みの「味と食感」

もちろん、味が良くなければここまで愛されません。

アジは加熱することで、身がふっくらと柔らかくなります。

また、青魚特有の脂の旨味がありながら、フライにすることで臭みが消え、ソース、醤油、

タルタルソースなど、どんな調味料とも相性が抜群です。

「サクサクの衣」と「フワフワの身」のコントラスト。

白米に合うあのおかず感は、まさに日本人の味覚にドンピシャでした。

明治時代以降、洋食文化が入ってきた中で、日本独自の「フライ文化」として進化を遂げた

最高傑作と言えるでしょう。

釣り人が知る「本当のアジフライ」

スーパーや定食屋のアジフライも美味しいですが、私たち釣り人が食べるアジフライは「別次元」です。

釣りたてのアジで作るフライは、身の水分量が適切で、臭みは皆無。

驚くほどフワフワで、口の中で溶けるような食感を楽しめます。

「アジフライは鮮度が良ければ何でも美味しい」わけではありませんが、適切な処理をした

釣りたてのアジフライは、間違いなく世界一の贅沢です。

まとめ

アジフライが国民食になった理由。

それは、「日本の海でたくさん獲れ(供給)」「安くて扱いやすく(経済)」

「ご飯に合う最高のおかず(味)」**という3拍子が完璧に揃っていたからでした。

次にアジフライを食べる時は、そんな背景を少し思い出してみてください。

そして、もし「究極のアジフライ」を食べてみたいと思ったら、ぜひご自身でアジを釣りに行ってみてください。

釣太郎では、初心者の方でも簡単にアジが釣れるサビキ釣りのセットを完備しています。

自分で釣ったアジで作るフライは、人生観が変わる美味しさですよ。

 

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